診療案内

診療科目

内科、皮フ科、泌尿器科、理学診療科

診療日・診療時間

急告:しばらくの間(令和5年2月下旬~)診察時間は午前中(9:00〜12:30)のみとなります。

診療時間
9:00〜12:30
17:00〜19:00

休診日:日曜日・祭日・水曜日午後・土曜日午後

レントゲンシステム

平成17年よりレントゲン設備はCR化し、全てフィルムレスです。撮影された情報はコンピューター処理によって最良化され即座に映像化されます。
そして最も優れた技術はこれまでに撮影した写真を何時でも瞬時に観られ、そして比較検討することが出来ることです。
レントゲン写真はコンピューターの中に保存されているので何時でも観ることが出来るのです。

電子カルテ

電子カルテ

平成15年(2003年)10月から電子カルテを導入しています。
診療室の机には4台のコンヒューターが並んでいます。左からレントゲン写真用、電子カルテ・ドクター用、ウィンドウズ10の診療支援用パソコン、電子カルテ・クラーク用の4台です。これらのコンピューターを駆使して診療をおこなっています。
最大の利点は15年以降の全てのカルテが残っていることです。レントゲンフィルムも心電図も含めて、全て保存されています。そしてこれからも全てを保存していきます。
おなかの痛みで受診された患者さんに、「10年前にも胃の痛みで診せて頂きましたね」と話しかけると、患者さんの緊張もほぐれます。そして、患者さんを診察し、これまでの受診録を参考にして、治療計画、薬剤等の選択をします。つまり、オーダー・メイドの治療が出来ます。
紙カルテは、保存義務が5年間なので、数年間以上受診していないと破棄されてしまいます。記録するには紙カルテの倍の労力が必要ですが、メリットは患者さんにも我々にも十分あります。
電子カルテの導入には賛否両論ありますが、どれだけうまく利用できるかだと思います。「迅速で誤りのない医療」を目指している我がクリニックでは最も頼りになる頭脳です。シンボルです。

院内処方システム

院内処方

現在、多くの医療機関(大病院から個人のクリニック)は,医薬分業の建前から院外処方システムを採用されています。理想的なシステムだと思っておりますが、欠点もあります。
薬は、専門の院外薬局で受け取らなければいけません。余分な時間と労力がいります。高齢者や悪天の時はつらいですね。
もう一点あります。同じ薬剤の同日数処方を比較すると、負担金額が結構な差になります。
一例として、高血圧、高コレステロール血症、不眠症で投薬を受ける時の比較検討をしてみました。
各疾患ともジェネリック薬品の一種類投薬で、高血圧は朝食後、高コレステロールは夕食後、不眠症は就寝時投与,全て30日投与です。院外処方方式の医療機関と院外薬局で支払う合計金額は院内処方方式の支払金額の3割から4割増しになります。
お断りしておきますが、薬剤によって負担の差額は異なります。また、検査や他の医療行為の負担金は組み入れてありません。
院内処方はいいことばかりではありません。当院のような、薬剤師のいない医療機関では薬剤師からの指導を受けることが出来ません。医師と薬剤師の両面からのチェックをしようというのが院外薬局システムの長所です。
しかし、医師が常に薬剤の管理を行い、調剤を行う職員に教育をしています。処方薬に対しては最大限の注意と関心を払っています。ご安心下さい。

後発薬品(ジェネリック)への積極的な取り組み

後発薬品(ジェネリック)

年々医療費が膨らみ続け、医療費の総抑制が叫ばれている昨今ジェネリックは医療費削減の効果が期待され国も使用を推進しています。
一般的に先発薬品は20年以上経過すると特許が切れます。つまり、ジェネリックは20年以上前の薬ですが、十分に効果が期待できます。
第一線で大活躍する薬の多くにジェネリックがあります。当クリニックでは、高価な薬剤を中心にジェネリックを積極的に処方し、負担軽減を図っています。
ジェネリック薬品も問題を抱えていると思います。それは商品名です。ジェネリック薬品は、原則的に登録商品名から一般名に変更になります。全くなじみのない名前になってしまいます。
例えば、テノーミン(降圧剤)はアテノロール錠○△□、リバロはピタバスタチンNa錠○△□、デパスはエチゾラム○△□に変更になります。
患者さんの多くは自分が処方受けている薬品の名前を覚えられなくなってきてしまいました。それでも、負担がすくなくなれば大きなメリットがあります。
テノーミンの負担はほぼ1/8ぐらいになります。デパスは7/10にしかなりません。デパスに愛着のある患者さんも多くそのまま先発品を使っています。そのあたりをご了解頂けると嬉しいです。

予防接種の啓蒙とより負担の少ない接種の普及を

医療で最も基本的で大切なことは、可能な限りの発症の予防と発症後の適切な治療です。この2つが大きな両輪です。
健康を害する因子を防ぎ、除去することを目的とした予防医学の中でも、感染症予防は大きな柱です。
特に小児領域では大きなウェイトを占めます。新生児は母親から免疫を貰って生まれてきます。しかし、その免疫は半年後からなくなり始め、そして2歳頃は人生の中で、尤も免疫能力が低い時期です。この時期の重篤な感染症は生命を脅かします。数多くある感染症の中で、ワクチンで防げる病気はわずかです。わずかですが、防げる病気だけでも予防して、大切な子どもたちの命を守りましょう。
予防医学の領域では、日本では余りなじみがないかもしれませんが、VPDという医療用語があります。訳せばワクチンで防げる病気(VACCINE PREVENTABLE DISEASE)ということです。この考え方の啓蒙と普及に努めるのも開業医の大きな役目だと思います。
医療の歴史は感染症との戦いの歴史だと言っても過言ではないと思います。ワクチン接種は19世紀末のジェンナーの種痘から始まりました。そしてこれまでに人類が征服した感染症は天然痘(1980年撲滅宣言)だけです。
ワクチンを接種するという予防医が発達してその恐怖から少しづつ逃れ始めることが出来るようになってきました。しかし、日本はまだ、まだワクチン後進国です。水痘ワクチンは、平成27年から定期予防接種に指定されました。B型肝炎ワクチンは、漸く平成28年10月から定期予防接種に組み込まれました。百数十番目です。おたふく風邪(ムンプス)ワクチンは任意の予防接種のままです。
多くの国民が、発症を防ぎ罹患を免れることの出来る疾患に罹ってしまう状態が放置されています。先進国とはとても言えません。日本の医療制度の大きな問題点です。自分たちで防衛するより他に方法はありません。これらのワクチンの必要性を啓蒙することが大切だと考えています。そして、出来るだけ負担少なく接種することによってこれらの疾患に罹る危険から身を守ろうと頑張っています。
一例を挙げると季節性インフルエンザワクチン接種は一律2,500円(税込)です。予約も要りません。小児も大人も、1回目も2回目も同一料金です。以下に他のワクチンの料金表を掲げます。調べたことはありませんが、恐らく負担額は低い方だと思います。負担は少ない方だと自負しています。

任意ワクチン接種代金一覧表

疾病名(ワクチン名)接種料金(1回)接種回数
A型肝炎(エームゲン)5,000円3回
B型肝炎(ビームゲン)3,000円3回
風疹・麻疹(MRワクチン)6,500円2回
オタフク(ムンプスワクチン)3,500円2回
みずほうそう(水痘ワクチン)5,000円2回
帯状疱疹(水痘ワクチン)5,000円1回
肺炎球菌(ニューモバックス)5,500円1回
肺炎球菌(プレベナー)8,000円1回
ロタウイルス下痢症(ロタテック)6,500円3回
インフルエンザ(HAワクチン)2,500円1回
エームゲン、ビームゲン、肝炎予防ワクチン初回、一ヶ月後、半年後:合計3回
MR(麻疹・風疹)混合ワクチン1歳になってすぐ初回、小学校入学1年前でもう1回
ムンプスワクチン1歳になった頃に初回、4~5歳程度で2回目
水痘ワクチン1歳になった頃に初回、半年後(3~12ヶ月)に2回目
水痘ワクチン(帯状疱疹)1回のみ、50歳以上(特に女性にお勧め)
季節性インフルエンザワクチン小学生以下は、3週間以上の間隔を開けて2回接種

そのほかにもVPDは、沢山あります。主だったワクチンを表示しました。その他、ご希望のワクチンについてはご相談下さい。

水痘と帯状疱疹は同じウイルス疾患です。小児期に水痘を罹患した成人が水痘ワクチンを接種すると帯状疱疹に罹りにくくなります。発症予防効果があります。50歳以上の女性に帯状疱疹は多発する傾向がある。帯状疱疹の予防接種をお勧めします。

高齢者の肺炎球菌ワクチン(2種類あります)
初回、プレベナー接種。1年後以降にニューモバックス接種をお勧めします。ただし公費補助を受けることの出来るのはニューモバックスだけです。初回にニューモバックスを公費補助で接種された方は2回目はプレベナーをお勧めします。

電話・FAX

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