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フィッシュジェラルドという名前にまつわる話

フィッシジェラルドという名前にまつわること  

     小説『華麗なるギャツビー』の作者

   と

   米海軍イージス駆逐艦

 

 

昨日(6月17日)のお昼のことである。米海軍所属のイージス駆逐艦フィッシジェラルド艦とフィリピン籍のコンテナ船が衝突するというニュースが流れた。駆逐艦乗組員の海軍の兵隊さん7名が行方不明となった。海上保安庁が捜索中である。事故は深夜の横須賀沖である。前にもそんな衝突事故があったはずだ。調べてみる。2008年、千葉県房総半島沖で海上自衛隊イージス艦(あたご)と漁船の衝突事故があった。漁船の二人は死亡した。海難審判でも、刑事訴訟でも「あたご」の責任は問われなかった。

 今回の原因究明は日米地位協定があるのでさらに難しそうである。米軍側から提供される資料に基づいて捜査をするだけになりそうである。結局、米軍からは何の捜査協力も得られないようである。

『フィッシジェラルド』 最近聴いたぞと思っていたら『そうだ、華麗なるギャツビー』の作者がそうだ。ヘミング・ウェイトと並び称される1920年代のアメリカの代表的作家だ。全然関係ないけれど、偶然重なったので、『華麗なるギャツビー』の鑑賞感想文を掲載することにした。

これまでに、何度も映画化もされています。1974年には、ロバート・レッドフォードとミア・ファーラーの共演で、最近はディカプリオ主演(レオナルド・ディカプリオ)、 キャリー・マリガン共演で上映されています。ミュージカルは初めて見ました。勿論、村上春樹翻訳の本も読みました。

註 1

彼は私より一歳年上の1948年生まれである。現存する作家の中では最も尊敬している。愛読者の一人のつもりです。

共通点はお互いにお酒が好きで、特にビールが好きである。そして、ランニングが趣味だ。それくらいです。 彼は缶ビールを好むようであるが、私は瓶ビールが好きだ。缶ビールはどうしても缶の匂いがする。彼はフル・マラソンを3時間30分以内で走るのが当然であると書いているが、私の最高タイムは3時間53分だ。遙かに及ばない。しかし、ウルトラ100キロ10回完走は私の誇るべき記録である。彼のことは知らない。一応、ライバル意識を持っているが、愚かというよりも漫談の種にもならない。身の程知らずである。その春樹が絶賛するのがこの小説『the great Gatsby 』である。私自身は余り好きにはなれなかった。

 

              ミュージカル『華麗なるギャツビィー』を観て     

ギャツビーは井上芳雄  日本ミュージカル界のプリンスが演じました。

宝塚歌劇団の協力で上演しています。

この物語の原作はF・スコット・フィッツジェラルドの小説。あの村上春樹が夢中になった。彼が人生で巡り会った最も大切な小説。哀しくも美しいひと夏の物語です。

これまでに、何度も映画化もされています。1974年には、ロバート・レッドフォードとミア・ファーラーの共演で、最近はディ・カプリティオ主演 キャリーマリガン共演で上映されています。ミュージカルは初めて見ました。

1920年代アメリカ  ニューヨークの沖合のロングアイランドのウェスト エッグでの夏の出来事です。舞台は、時代は第一次世界大戦が終わり、禁酒法が施行され、製造・販売が禁止されていた候です。物語の語り手は、ニックです。彼はデイジー(ヒロイン)の従兄弟であり、そして仕事は株屋で作家希望という設定です。彼の隣家は最近のし上がり富豪となったギャツビーの大邸宅。対岸のイースト・エッグにはニックの従兄妹、デイジーが夫のトムと住んでおり、夜ごとにギャツビーはその邸宅の青い灯を見つめている。1週間に一度、繰り広げられるにぎやかなパーティー。しかし、なぜか主催者のギャツビー本人は姿を現さない。彼は、宴会の噂を聞きつけてトムとデイジーがやってくるのを待っているのだ。謎の人物像がさまざまな伝説的うわさ話を呼んでいる。

ある日ニックはそのパーティーに招きを受け、ギャツビーと親しくなっていきます。

次第にわかっていくことは・・・、

実はギャツビーは貧しい家の出なのだけれども、軍隊に入っていた頃、デイジーという大富豪の18歳の娘と知り合い、激しい恋に落ちます。二人は深い恋仲に陥いり、将来の約束を交わすのだが、デイジーの母親から手紙に返事を出さないで、貴方からも書かないで・・絶対に結婚は赦さないからと断言される。ギャツビーは必ず戻ってくるからと言って欧州戦線に出てしまう。戦争(一次大戦)が終わり、戻ってくると、なんとそのデイジーは富豪のトムと結婚してしまっていた。

ギャツビーはデイジーを取り戻したい一心で、必死で、多少後ろめたいこと(密造酒の販売)も犯しながら資産を増やして行き、大富豪にのし上がった。そうして、再びデイジーと会う機会を狙っていたのです。

 その縁で、とうとう二人の対面が実現。デイジーは夫の浮気に苦しんでいた。一粒種の子供は生まれている。その心の隙間に、ギャツビーの愛の言葉はここちよく響き、5年前の二人に戻る。デイジーはギャツビーの変わらぬ愛を知り、感激した。しかし、夫トムは自分の浮気(車屋 ジョージ・ウィルソンの女房マートル)は棚に上げ、ギャツビーとディジーの間柄を赦そうとしない。

ところがこのマートルの夫・ジョージは妻をこよなく愛しており、彼女をこの環境から救う為にカリフォルニアに引っ越そうと考えていた。一番大切は女性である。

一同がそろって、あれこれ言い争いになり、遂に、ゴルフで決着をつけることになる。

ギャツビーがデイジー、トム、ニック、を前になれそめからの全てを、思いを吐露する。それに激しく反発するトム。パニックになってしまうデイジー・・トムはギャツビーの陰の部分、密造酒販売、麻薬に手を染めている。事などをまくし立てる。ギャツビーにしてみれば、何としてものし上がることが必要だった。

興奮してギャツビーの車を運転したデイジーはある女性を轢き殺してしまうのです。

その女性というのが、トムの愛人マートル。青いトムの車ではなくて、黄色の大型なギャツビーの車である。

マートルの夫は、運転していたのがギャツビーだとトムに聞かされ、怒り狂い、平常心を失い、ピストルを持ってギャツビー邸に忍び込むのですが・・・。そして撃ち殺してしまう。そして自分も命を絶つ。

ニックは葬儀の為にあちらこちらに連絡するが、誰も参列してくれない。

葬儀の直前父親が尋ねてくる。そして、子供の頃のギャツビーの話をする。

トムとデイジーは元の鞘に収まって、新しい邸宅を建てて、ギャツビーのこともひき逃げ事件のことも何もなかったように振る舞う。私は気まぐれディジーと呼ばれていたの。

 

                                                    2016/06/14     佐藤孝充拝

 

村上春樹の訳本の表紙は「両眼と眼鏡」です。眼科医(OCULIST) の看板です。

この劇の中でも大きく取り上げられています。

ガソリンスタンドと車屋を経営するジョージの店の後には大きな看板が意味ありげに掛かっています。

どんな意味があるのですか? 何かを暗示しているのですか?

 

 

 

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