ゴールデンウィーク・10連休中のオアシスを模索する
今月の初めから患者さんに以下の様な『ゴールデンウィークの診療日のお知らせ』を配り始めました。
そのバックボーンの考え方はこんなところです。
『前半2日間の休み(28.29日)』
と
『後半4日間の休み(3日から6日)』
の間に
『3日間の通常の診療日(オアシス)』を設けます
(休日診療ではありません)。
今年限りの私の心意気みたいなものです
ゴールデンウィークの診療日のお知らせ
今上天皇が4月30日に退位 5月1日皇太子殿下即位・新元号発布の慶賀行事が続くため今年限りの「連休法」が制定されました が当クリニックでは次のように変更して『通常診療』致します
4月
29日(月曜日) 昭和の日 休診
30日(火曜日) 通常診療(午前と午後)
5月
1 日(水曜日) 通常診療(午前のみ)
2 日(木曜日) 通常診療(午前と午後)
3 日(金曜日) 憲法記念日 休診
4 日(土曜日) 国民の休日 休診
5 日(日曜日) こどもの日 休診
6 日(月曜日) 振替休日 休診
国の方針は30日(国民の休日)・1日(即位の日)・2日(国民の休日)も休日です。
平成31年3月上旬 佐藤クリニック
解説
黒字の日は去年までの旗日(祝祭日)です
今年は今上天皇の退位と皇太子殿下の即位並びに新元号制定という事で5月01日が「即位の日」として今年限りの祝祭日に決まりました。 その前後の30日と2日も「国民の休日」という事で10連休となりました。その話しが持ち上がった時から、チョット違和感を覚えました。はっきり言えば『待った その決定』と言う感じを受けました。国を挙げて10日間も休んで良いものでしょうか?その事にお大きな疑問を持ちました。
日本人は働き過ぎである。長時間残業などもっての外である。勤務時間の短縮を図るべきであるという意見には大いに賛成です。アメリカ人はもっと、もっと働いていると思うのだがそれは今は問題にしない。国民の1人、1人が自由に休みを取る、長期休暇を取る事には大賛成ですが、日本国の中枢の機能を10日間求めてしまうことには反対の立場です。年末年休暇も5日間(長い時は6日間)国中の機関が止まってしまいます。おそらくその損失は膨大なものだと想います。グローバル化を叫ぶのであれば、国を挙げての一切休暇はそぐわないと思います。
そろそろ、お上の上意で決まる休日から脱却しないと本格的なグローバル化とはほど遠いと感じています。銀行も役場も市役所も、国公立病院も土曜日・日曜日を休みましょう。その他は個人が適切に休みを取る方向性を指し示すべきだと思う。同時に、休まない自由も確保されるべきだと思います。
反対の立場だから中3日間に診療をするのではありません。決してそうではありません。休まない自由の権利の行使(エラそうですが、言葉を選ぶとこんなところかな!)です。
そして、毎年想うこと
振替休日制度・国民の休日制度が出来たので『ゴールデン・ウェーク』は長く休みを取れるようになってきています。その毎年の恒例の連休を前にして、休日中の容体の急変を心配する患者さんが結構あります。診療時に『調子が悪かったらいつでも連絡下さい』と言っておきながら、国の法律だからと10日間も門を閉めるのは私的には出来ない。しかも日本中の医療機関が、ほぼ止まっている。少なくとも今年の今の私の力量で体力で、意地で出来ることをやろうという試みです。
註
最近の労働裁判では、月80時間を超える残業について「公序良俗に反する」「労働者への配慮に欠ける」との判断が相次いでいるのが、現状です。(2017年3月5日中日新聞より)まさしくその通りだと思います。
註
調べたことがある訳ではありませんが、半分経験から半分推測で書きます。日本が世界中で祭日・振替休日・祭日(休祭日)は一番多いのではないでしょうか.調べてみると年平均17+αぐらいです。土曜日・日曜日をの休みは平均104日(365日/7日=52週 52週x2=104日)です。1年の合計は平均121日です。これが多いのか適正なのか、少ないのかは判断する材料は持ちません。2010年、ライオンズ・クラブのYE交換留学生としてイスラエルの女性兵士(リー・ドロル)が我が家に10日間ほど滞在しました。彼女と色々のことを話しました。ユダヤ教もには沢山の宗派があるのでその記念日は全て祭日なのだそうです。その代わり土曜日は働くのだと言っていました。(私の英語力ですから誤りの可能性もありますが、土曜日は働くそうです)
余談ですが、彼女は身の丈に余る金髪のロングヘアーでした。毎日、朝シャンをして髪を束ねるのです。まるで蛇のように金噸雲のように右に左に上に下にたなびかせて巻きます。そして端正な顔の下には生き物のような豊饒のオッパイが2つありました。腕の動きにつれて本当にユサ・ユッサと跳ねるのです。まあ!見事でした。毎朝、10日間、彼女と会話を楽しみ、若い女性の醸し出す素晴らしい芸術を堪能しました。部屋中にホワーンとした香りが漂っていました。薔薇かな!
平成31年 3月14日 脱稿