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軽症糖尿病の方へ

空腹時血糖が126MG/dl以上或いは随時血糖が200MG/dl以上そしてHBA1C(NGSP)も正常上限を越えているあなたは糖尿病予備軍、或いは耐糖能異常という段階から一段進んだ状態で、一般に「軽症糖尿病」と分類されています。

黄色信号から赤信号に変わりつつあります。
軽症の糖尿病が有れば、糖尿病でない人よりも、脳梗塞や心筋梗塞の危険性は約3倍高いというショッキングな統計的な報告が出されました。特に食後2時間の血糖が高いと心血管疾患死の重要な危険因子であることも分かってきました。このまま放置する事は「リスク」が大きい。

日本人は人種的に、インスリンの分泌量が少なく糖尿病になりやすい民族です。潜在的な患者さんの数を含めると2,000万人にのぼると言われています。

 

<治療法>

  • 充分な運動(例えば一日一時間の散歩)と意識的な食事制限が治療の第一歩です
  • お酒ならば一合、ビールは一本を守ってください
  • 腹も身のうち・腹八分目を常に意識して下さい
  • 合併症の出ないうちからコントロールしましょう
  • 最近では早期からの血糖コントロールを目的とした薬物療法が勧められています

 

<継続的な検査>

血液検査(空腹時でも結構ですが、食後2時間がベストです
2〜3ヶ月に一回は受けてください
食後2時間血糖140以下を、少なくとも180以下を目指して下さい。
HBA1Cは6.2以下が目標です。少なくとも6.5以下に抑えましょう

 

10年前より運動量は減ったが食事の量は変わらないという方は要注意。
糖尿病と戦うには節度有る食生活が第一です。

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