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B型肝炎ワクチンのお勧め(2016年)

この10月から平成28年(2016年)4月生まれ以降の新生児に対して公費負担の予防接種が、漸く日本でも始まりました。やっと世界的に標準となる予防法が開始されることになったわけです。「漸く」「やっと」というのはこんな理由です。
2013年の時点で世界でWHO加盟国の90%以上の国がB型肝炎ワクチンを定期接種ワクチンとして導入しているからです。近隣諸国では最後です。北朝鮮もユニバーサル・ワクチンとして接種されています。
これまで、そんな世界の事情も知らないで接種してこなかった国民は大半の人はB型肝炎の抗体がないままです。どうしたら良いのでしょうか。
3歳までの小児がB型肝炎ウイルスの感染を受けると高確率で持続感染者となり、一生、肝がんの脅威に怯えながら生活しなければなりません。乳幼児や小学校の児童には積極的な接種を勧めます。中学生・高校生の生徒にも勧めます。大学生や結婚前の若人は人と人の交流の深まりを考えれば接種すべきだと思います。

 

<予約の要否>
接種の予約は必要です。電話予約(0574-43-1200)をお願いします。

<接種開始日>
B型肝炎ワクチンは不活化ワクチンです。4週間以内の生ワクチンの接種、1週間以内の不活化ワクチンの接種がなければいつでも開始できます。診療時間内に来院して下さい。

<接種費用>
接種代金は3回とも同額
3,000円/1回(3回合計9,000円 消費税を含む)

<接種回数・間隔>
初回接種
2回目接種 初回接種から4週(1ヶ月後)
3回目接種 初回接種から24週(半年後)

3回接種により抗体は95%以上の確率で抗体が出来ます。抗体獲得の検査は特に必要ないと考えます。が、ご希望ならば、初回接種1年後以降に検査します。

 

※日本は、母子垂直感染を防ぐことが一番大切だという考えからHBs抗原陽性の母親から出生した新生児には出生直後から3回、発症予防の接種をしてきました。キャリアーは激減しましたが、水平感染が防げませんでした。

電話・FAX

TEL.0574-43-1200
FAX.0574-43-9050