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フルロナ(インフルエンザ+新型コロナウイスル同時感染)発生-230105

向かって右側がインフルエンザ抗原キット部分

  「c」はコントロールを示す。「A」のラインが陽性を示す。

左側が新型コロナ抗原キット部分

   「c」はコントロールをします。「T」のラインが陽性を示す。

フルロナ(新型コロナ+インフルエンザ同時感染)が発生しました。
本日夕方(2023年01月5日) 26歳の男性から検出されました。コロナ抗原検査 陽性 そしてインフルエンザA型 陽性です。

症状は,咽頭痛と咳と高熱です。朝から症状があり、ドンドン増悪している。とのことで1800分からの発熱外来で検査をしました。

資料を3滴垂らすと60秒ほどでインフルエンザにラインが出ました。

看護婦さんが「先生!  これって!!」
答えて曰く「これはインフルエンザプラス。陽性ですね。」

看護婦さん「先生!こっちもラインが・・・!!」

目を皿のようにして凝視して宣告する。

「これが世にいう「フルロナ」じゃ!}

治療をどうするものかと迷いました。ゾフルーザとゾコーバの同時???

ゾコーバ錠125mgによる治療に係る同意説明文書を見る。ゾフルーザは禁忌薬には分類されていない。が、取り敢えず同時投与は控えよう。ファーストチョイスとしてインフルエンザの治療薬「ゾフルーザ」を投与しました。その根拠は新型コロナウイルスは感染能力は凄いが、症状的には軽微である。特に若者は軽軽い風邪症状で終わる。尚且つ患者さんは昨年2月にコロナ感染症の既往がある。感染免疫もあるはずだ。そして、39.6℃の高熱はインフルエンザによるものだろう。

註  1

フルコロナ
フルコロナとは違います。これは 中国の政策は「ゼロコロナ」でした。欧米の政策は「ウィズ・コロナ」です。
そして2022年12月から突然、青天の霹靂の如く政策を180度変えた新しい中国のコロナ対策の基本方針を示しています。

それが「フルコロナ政策」です。


フルロナの患者さんはコロナ単独の場合よりも重症化の可能性が高い。

2020年当時から同時発生はあり得るとの報告を文献を読んでいました。しかし、2020年、2021年の冬は当クリニックではインフルエンザ症例は1例も有りませんでした。そんな稀な患者さんに遭遇するとは思ってもみなかった。コロナもインフルも大流行地域での症例だと思っていた。
3年振りのインフルエンザ(A型)陽性患者です。しかも新型コロナウイルスも同時に罹患していました。きっと同時に感染したのだろうね。時差感染ではないだろう。
医師会の情報網でも先月15日過ぎからインフルエンザ抗原陽性の報告が届いていました。先月28日には厚労省は、季節性インフルエンザの流行期に入ったと宣言しています。当院でも1度に両ウイルスの検査が出来るキットを使い始めました。陽性患者が出るのは学級閉鎖の報告が届く候だろうと思っていた矢先に,「目を覚ませ」と突きつけられました。

                                     令和5年1月5日  脱稿

 

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