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観天望気 (葉月 皇紀 二千六百八十二年 )

アフガニスタン戦争が終結する

敗走で終わる「史上最長の戦争」 米国の威信に大きな傷
8月15日
タリバンが全土を制圧する。アフガニスタン政府もそれを認める。カブールの無血開城に向けて交渉。この20年の動乱は何だったのだ。そもそもは1979年のソ連のアフガニスタン侵攻が引き金だね。それまでは平和な国中世の面影を残すイスラム王国だった。インド・パキスタンとイラン・イラクとの交易国家として貧しいながらも平和な国だった。その王朝が倒れたのは1973年です。弘前大学山岳部がアフガニスタンのコーイ・バンダカー峰に遠征隊を出したのはアフガン王朝の時代です。そして王族の末裔であるエナイトラが弘前に遊びに来たのは、共産主義革命で王朝が倒されたあと1975年ぐらいですね。1973年、アフガン王ザーヒル・シャーの従兄弟がクーデターを起こし、王政を廃止した。共産主義共和政権を樹立した。しかし、宗教家や、部族長から反撥があり、再び王政復古を求める声が高くなった。1978年クーデターが起こり、共産主義政権を樹立。しかし、宗教家、部族が反抗する。1979年12月、共産主義勢力が敗色鮮明な為、ソ連軍が侵攻してアフガン全土を制圧する。所謂「ソ連のアフガン侵攻」である。世界中がソ連の勝手な行動を非難した。そして、翌年のモスクワ五輪を自由主義国はボイコットして抗議の意志を示した。 イスラム教徒は、ソ連軍との戦いをジハード(聖戦)と称し、戦士をムジャヘディン(聖戦戦士)と讃えた。この時、アメリカはこの戦いをジハードを、イスラム教徒の戦いを支持し支援したのだ。大きな後ろ盾になってソ連の蛮行を諫めた。1989年、ソ連は撤退を決めた。これがソ連の崩壊の緒端である。ソ連のアフガニスタンからの撤退でアメリカはは興味を失って手を引いた。この時代に、隙間に台頭してきたのが原理主義者タリバーンである。1996年(スンニー派)原理主義集団のターリバーンが権力を握る(2000年には全土の90%)。そして、世界中でイスラーム過激派のテロが活発になり、2001年9.11同時多発テロがおきる。記憶に鮮明に残っている。ニィうーヨーク世界貿易センタービルに民間飛行機が飛行機まるごと全面衝突する。離陸直後で燃料もたっぷり入ったままの飛行機が意思を持ってぶつかってきたのだ。ビルは燃え盛り、崩れ落ちた。同時刻ワシントンのペンタゴン(国防総省)にも民間機が突っ込んだ。日本時間は夜の9時半過ぎだった。診察室で仕事をしていたら美尋さんが「タカさん!アメリカでとんでもないことが起きている。旅客機がビルに突っ込んだみたい。事故じゃないみたい。アナウンサーがテロだと叫んでいる」と呼びに来た。NYは朝だった。相良直美の歌の歌詞ではないが「アメリカの為世界はあるの」と君臨する立場に驕りきっていたアメリカは大慌てをした。大パニックになった。そして国民の不安の不満のはけ口をアフタにスタンに求めた。「同時多発テロ」のその首謀者ビン=ラディンとアルカイダがアフガニスタンに潜伏しているとしてその引き渡しを要求する。拒否(無視)されると「アメリカと有志連合」を組んで、アフガニスタンに侵攻する。これが、「アフガニスタン戦争」である。 2001年12月タリバーン政権 崩壊 その後、20年の長きにわたって戦闘を続けている。ターリバーン政権を倒し新政権を樹立したが、泥沼のような戦争を20年の長きに亘って行った。そして最後にはアメリカにとっては不名誉な撤退となった。。アフガニスタン戦争の結末  アメリカは負けた。ベトナム戦争に次いで2度目も敗戦を経験する。途中の経過は省く。
2018年7月 トランプ大統領 タリバーンとの交渉開始。2020年2月米軍の段階的撤退を決める。開戦から20年の歳月が経っていた。アメリカ国内に漂う厭戦気分・・・沢山のアメリカ国民が死んだ。膨大な戦費を費やしたが、終わりが全く見えない。と言うよりもアメリカの戦い方では勝ち目がない。そう判断した。2021年4月 バイデン大統領同時多発テロから20年になる今年9月までに完全撤退を表明。8月末までの撤退を決めた。
8月16日   ガリ大統領は国外逃亡(金銀財宝をかかえてタジキスタンに逃げたということらしい)
アメリカの責任は重大だが、誰も避難出来ない。
ベトナム・イラク・そしてアフガニスタン
最長の戦争が終わる時だ。
名誉ある、勇気ある撤退にするはずだったが、「敗北」の撤退に終わる。
傀儡政権を維持することが出来なかった。アメリカに対して全く信頼がない状態が20年続いた。「
何の為に戦ったのか」「恥ずべき撤退だ。歴代大統領は懺悔すべきだ」「「脅威を無視した」
推計でアフガニスタンの死者は17万人に及ぶ。市民の犠牲 4万人。
「タリバーンのむごい仕打ちをするのではないかと懸念されている。するだろう。当然。公開処刑は免れないだろう。戦争とはそういうものだ。

アメリカの威信は大きく傷ついたとか、名誉ある撤退とかバイデンさんは嘯いているが、アメリカ正義の視点のままで有る。世界中がアメリカの威信の失墜とか不名誉を掲載しているが、アフガンの視点からは見ていない。
刃向かった訳でも何でも無いアフガニスタンのタリバーン政権である。アフガン人のずたずたにされた心は誰が癒やすのだ。
8月18日
タリバーン政権の報道官は盛んに強調している。
「外国勢力を国内から追い出した」

私達が生きていくのに最も必要な支えは未来に対する希望です

永遠なるものを追い求めていくことです

勿論永遠とはいちばん儚いものの総称である

その儚い永遠が今の彼等にはない

追い求めるものが一つも無い

アフガニスタンの現況は地獄さながらだ

お互いが疑心暗鬼で生きている

タリバンの支配統治で民心は始めて落ち着く

タリバンが恐怖政治をもたらすのではない

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