その後のコロナ(5月後半 集団免疫 Xファクター)
5月16日 土曜日 雨 夜から雨
米国、ワクチン開発は年内目標、軍民一体で計画推進。 計画名は「ワープスピード作戦」で、原爆を開発した「マンハッタン計画」以来となる「歴史的、革新的で巨大な試みだ」とアピールした
日・米・欧のワクチン開発競争が始まる。何であれ、自前に開発をする必要がある。他国を当てにしていては供給されるのは開発された数年後になってしまう。阪大と塩野義製薬に期待しましょう。
5月19日 火曜日 午後晴
アメリカは、RNAワクチンで5名に抗体が出来たと大喜びしているが、80億人分いるんだぞ。アメリカだけで3億人です。そしてRNAワクチンは不安定です。高価です。大量生産が難しい。糠喜びに終わらなければいいのですが・・・
5月20日 水曜日 晴れ
全世界で100.000人/1日の感染者の増加。全世界で487万人
1年間で3600万人の患者となる。250人に1人の感染者となる。
アメリカは 156万人 感染者の数は アメリカロ>シア>ブラジル
期待の治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」に危惧を示す。
国の承認審査にデータを活用できると期待された臨床研究で、明確な有効性なし。感染した著名人がアビガンの投与後に回復したと公表し、首相も「5月中の承認を目指す」と発言してきたが、十分な科学的根拠が得られていない状況だ。(結局、5月中の承認は出来ませんでした。)
望むところですね。
アビガンが、特効薬だなんて、全く思っていない。著名人がアビガン服用して回復したという記事から思い上がっているわけでもない。決して舞い上がっているわけでもない。
他に何もない今の現状を一歩前進させる手段で有ると思っている。
4月の訪日客、わずか2900人。前年比、99・9%減。 日本国開闢以来でしょうね。遣隋使・遣唐使の頃と比較してもすくない。その頃だって海を渡って渡航する海賊も、漁民も、旅行を希望するものも沢山いたと思われる。
東京都の感染者、新たに5人 4日連続で10人以内に
1日あたりに確認された国内の感染者は、19日は27人、20日は39人で、4日連続で40人を下回った。
神奈川県以外はほぼ沈静化している。岐阜県も23日発生なし。
自粛を続けたら…新型コロナ7月収束予測 広島大名誉教授が解析
米ワクチン開発の名は「ワープ・スピード作戦」…トランプ氏、年内実用化目指す
新型コロナウイルスのワクチン開発を加速させ、年内の実用化を目指す考えを表明した。「(第2次世界大戦中に原爆を開発した)マンハッタン計画以来の大規模な試みだ」と語り、政府と民間の力を結集して対応すると強調した。 記者会見でトランプ氏は、「できるだけ早く開発、製造し、供給したい。できれば年内に実現したい」と訴えた。開発計画を「ワープ・スピード(ものすごい速さ)作戦」と名付け、国立衛生研究所(NIH)や軍、製薬会社などが参画。100億ドル(約1兆700億円)規模の関連予算を確保したという。
マンハッタン計画 第二次世界大戦中の原爆開発計画
マンハッタン計画(2018年11月21日 朝刊)
第2次大戦中の1940年代初頭、米国のルーズベルト大統領の命令で極秘に進められた原爆開発計画。名前は事務所がニューヨークに置かれたことに由来。開発と製造をしたニューメキシコ州ロスアラモス研究所を中心に、テネシー州オークリッジのウラン濃縮工場、ワシントン州ハンフォードのプルトニウム生産炉と分離回収施設などがあった。約13万人を動員。45年7月に初の原爆実験に成功した。
ニューディール計画 世界恐慌からの脱出作戦
(ニューディール政策)は、1930年代にアメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトが世界恐慌を克服するために行った一連の経済政策である
原案は、いち早く世界大恐慌から脱した日本の高橋是清が考案した政策(時局匡救事業)と大半の部分で共通している。
5月21日 木曜日 曇り午後快晴
月曜日は産業医として八百津高校、日は学校医として八百津中学校の学校登校・授業再開に向けた検討会です。
日本で感染者が予想を遙かに超えて少ない原因の1つに『外』と『内』の厳しい区別があります。下駄箱で履き物を替える時、下足箱と上履き箱を厳しく区別することを指導して下さい。下駄箱を掃除させて下さい。
そして便所です。腰掛け便器を使う折に不安の或る人はウェットティッシュを持参して拭いて下さい。給食を弁当を食べて1日授業が始まるのは6月15日からです。
世界の感染者、500万人に迫る 新型コロナ、1カ月で倍増
5月24日 日曜日 曇り午後晴れてくる
東京 14人、 北海道 15人
内閣支持率29%、発足以来最低に 朝日新聞世論調査
アベノマスクと黒川東京高検検事正賭け麻雀事件の失態が大きく影響しました。
コロナ対策としてはマズマズではないかな。ハナマルは無理だとしても◎の評価は出来ます。
05月25日 月曜日 曇り
世界各国で「超過死亡」 コロナ死者、発表数より多い!!
例年よりも総死亡者数が多い。例年の平均的死亡者数にコロナ死亡者数を足しても、それを遙かに上回る死亡者数だ。新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、世界全体で30万人超報告されている。しかし、実際の死者数はさらに多い可能性がある。今年の死者数を例年の平均と比べると、新型コロナによる死者だけでは埋まらない差があるためだ。 平年と比べて多い死者は「超過死亡」と呼ばれる。飢餓や災害などの死亡者を推定することができ、感染症による社会へのインパクトを測る指標として使われる。八百津ではどうか。どちらかといえば、葬儀は少ないように思う。外出を控えているから、感染症に罹る人が少ないのだろうと思っていたが・どうも世界的には違うらしい。日本全体としてこの1~3月の死亡者数は例年の平均より少ない。外出を自粛し、マスクをして過ごしている。インフルエンザの発生が例年の1/10以下である。というよりなくなってしまった。又自殺者も減少している。
土葬にしているところが大きな間違いだと思う。
アメリカでも、インドネシアでもコロナ感染症で亡くなった人を土葬にしているが、あれは感染源になりますよね。火葬にすべきだと思うのですが・・間違っていますかね。
緊急事態宣言 全国で解除 安倍首相が表明 午後6時
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、安倍総理大臣は、記者会見で、全国で解除することを表明しました。
先月7日に出された宣言はおよそ1か月半ぶりに解除されます。
そ志ゑ応接室で纐纈副町長、岩井秘書室長さんと談笑して100万円渡してきました。
ピン札で揃えると+550円だそうです。
災害時にも使えるエアーテントの購入に使って貰うことにしました。
定価170万だそうです。結構立派なエアーテントです。使う事なんてない方がいいね。
私はケチだから日毎に勿体なくなるので、心変わりしないうちに、心が折れないうちに寄付をしに来ました。
日本がこんな杜撰な検査態勢、不十分な自粛要請でありながら、感染がほぼ制圧出来たのは『外』と『内』の厳しい区別だと思います。
5月27日 火曜日 曇り 午後から雨
「ジャパンミラクル」~世界から絶賛される日本の新型コロナ対策
世界と比べて日本での死者数は極端に少ない~「日本の奇跡に学べ
新型コロナウイルスを抑え込んだかに見える日本の状況を、海外メディアは驚きと共に伝えている。強制力のない外出自粛やPCR検査数の少なさにもかかわらず、日本で感染が広がらなかったことに注目し、「不可解な謎」「成功物語」などと報じている。
5月27日 水曜日 晴れ
朝起きて中日新聞の中濃版を見て視線が止まりました。写真付きです。
朝食時美尋さんに見せました。苦笑いをしています。歯科医師会のメーリング・リストでは誇大的に書かれていました。歯科医師会の会長からも素晴らしいお褒めの言葉(賛辞)を頂きました。畏れ多いことです。身を引き締めていきましょうね。
5月28日 木曜日 快晴
午後木澤病院の中部療養センターで、「中濃地区PCRセンター運用開始にかかる説明会」がありました。
今までは傍観者に近い医療関係者でした。しかし、今冬の2次感染に対しては、ある程度の覚悟を持って望むと決心している。腕組みしているだけでは何の解決にもならない。 6月から毎週火曜日・木曜日の午後1300から1500にPCR検査センターを開設する。担当医師は輪番制です。勿論私も申し込みました。最者70歳以上の高齢者はと言う意見も合ったようですが、私は71歳ながらトップ・バッターに立候補しました。
説明は可茂医師会の副会長であり現在『新型コロナウイルス感染』と取り組んでおられる 山田実貴人先生の説明です。強力に推し進めておられております。私も足手まといにならないようにお手伝いします。
05月29日 金曜日 快晴 29℃
「悲しいマイルストーン」、米のコロナ死者10万人突破で米大統領が弔辞を述べる。
4月完全失業率2.6%、2カ月連続悪化
有効求人倍率1.32倍に低下 4ヶ月連続低下
数字には表れないと 隠れ失業者が沢山いる。
2次感染の兆し
北九州市で26人感染 23日から計69人に
28日には市内の病院2カ所でクラスター(感染者集団)が発生した
東京都 新たに22人感染確認 20人超は15日ぶり
解除後、じわじわと増えているのが不安材料です。アメリカに比べれば微々たる数ですが、
心配性の国民性なので、気になってしょうがない。
05月30日 土曜日 快晴 午後曇ってくる
中国の全人代で『国家安全法』が議決される。反対票は1票。
新冷戦の始まりを予想する。アメリカのトランプ大統領は吠えるだけで、実行するだけの余裕が、国力に余裕がないと中国に見抜かれている。その中国も今回の『コロナ戦争』では大きな痛手を負った。一説には中国も国庫のお金が底をつき始めたので香港の懐を狙ったのだとも・。
05月31日 日曜日 曇り・午後雨
最高21度
布マスクの評価
「インパール作戦」と揶揄される
布マスクの契約額260億円 配布済みは4800万枚 (6月〇1日のニュース)
関係者らの間では、今回の配布計画は第2次世界大戦中の日本軍による「インパール作戦」にたとえられているという。司令部が兵站(へいたん)を無視したずさんな作戦を強行して多くの犠牲を出し、「大戦中最も無謀」と呼ばれた作戦だ
クルードラゴン 有人飛行 成功
米が9年ぶり有人宇宙飛行 初の民間船
米宇宙ベンチャー「スペースX」は30日、NASA(米航空宇宙局)の飛行士2人を乗せた宇宙船「クルー・ドラゴン」の打ち上げに成功した。
現地で見守っていたトランプ米大統領は、「幕開け」だと称賛。火星探査に意欲を示した。スペースXは、テスラのイーロン・マスクが率いる宇宙ベンチャー。より安価で頻繁な宇宙飛行のため、再利用可能なロケットを開発しており、この打ち上げは大きな節目となる。
<<集団免疫を学ぶ>>
スウェーデンの社会実験「自然獲得集団免疫」は、よりベターは選択だったのか?
「効果アリ」の声があちらこちらから聞こえ始める。気になるので調べてみました。
まず、スウェーデンは、集団免疫策を選択した唯一の国である。現在、生活は普段とほとんど変わらない。 マスクをして出歩いている人は、ほぼ一人も見かけない。大多数の人々は、コロナ危機が勃発する以前から今日に至るまで、これまでと変わらない日常を送っている。小・中学生は学校に通い、高校生は、オンライン授業を受けている。全く強要のない自粛要請のみで、ロックダウンも考慮の対象になっていない。
その主張は有効なワクチンが開発されていない段階で、ウイルスを抑制するには、軽度の感染者をどんどん増やして、国民の半数以上が体内にウイルスに対する抗体を持つ集団にすることである。都市閉鎖(ロックダウン)や外出自粛の強要は、感染拡大を一時的に遅らせるが、閉鎖や自粛を解いたら感染拡大が再発するので根本的な解決にはならない。
「ロックダウン」か「集団免疫」か?
しかし現在、世界のほとんどの国が過酷な都市封鎖(ロックダウン)や強制力のある外出規制などの措置を敷き「コロナ封じ込め」策をとっている。
スウェーデン 人口 1900万人
感染者総数 36400人
死亡者 4300人(感染者の約12%)
日本 人口 1億2000万人
感染者総数 16590人
死亡者 890人 (感染者の約5%)
日本は人口でスウェーデンの10倍近い、しかし感染者総数は半分以下である。
仮の話ではあるが、スウェーデンの割合で感染者が発生したならば、36万とはいわないまでも30万近かったであろう。今の感染者数、死亡者数でも一喜一憂しているのだからこれが 30万近い数となっては日本国中大騒ぎとなり、ロックダウンが、声高く叫ばれたであろう。為政者は自信を持って周章狼狽する国民を説得出来るのだろうか。はなはだ疑問というよりも、民族的に心配性の遺伝子が多い日本には自然獲得集団免疫という方法はそぐわないと考える。
自然獲得の集団免疫
ある感染症に対して集団の大部分が免疫(40~60%)を持てば、免疫を持たない人への感染を保護するという間接的な防御作用です。多数の人が免疫を持っている集団では、感染の連鎖が遮断される可能性が高く、感染症の拡大が収まる。一般的には免疫を誘導するものはワクチン接種です。勿論感染でも免疫は得られます。今回の場合はCOVID-19用のワクチンはいまだ開発中であり、応用することはできません。そこでスウェーデン政府は、新型コロナウイルスはは殆どの人に対して弱い感染症であることから、国民が感染して集団免疫を得るという集団免疫獲得方法を採用しました。極論をすれば、高齢者を隔離する一方で、発病率が低く、比較的軽症で済む若年層に新型コロナウイルスに感染させる。まるで、“国民に現物による生ワクチン投与を行なう”といういわば極端な方法で集団免疫を獲得させて新型コロナウイルスに対する防御を試みた。、現時点で振り返ってみると、どちらかと言えば成功した国と言えるような状態になっている。スウェーデン人口の40%が免疫を持てば集団免疫が達成でき、ストックホルムでの感染の拡大は6月中旬に止まる」と政府の担当者はその成果を発表しました。
集団で免疫を持つ人の割合が一定の値に達すると、集団免疫によって感染症が徐々に集団から排除されるようになり、世界中で達成されれば感染者数は永続的にゼロまで減少する可能性があります。この状態が撲滅と呼ばれるものであり、この手法によって天然痘は1877年に撲滅されました。ただ、今回の場合は新型コロナウイルスにより発症者の約20%の方が重症化し、死亡率も高いことからその方法には疑問が呈されている。
ともかくも、「社会科学の実験国家」ともいわれているスウェーデンは、今回は「自然感染による集団免疫の獲得」という、国民の多数の犠牲を払いながらも壮大な実験を行っている。そしてその実験も今大きな果実を得ようとしている。世界中の国から白眼視、非難された。或いは国内でも再考を求める意見が噴出しながらも自国の状況に最善と判断される対策を毅然として実行している。そして国民も、政府に大きな信頼を寄せ、この施策を信じ国の未来を見ている。
戦略の効果は
<<スウェーデン>>
これまでの結果(感染率と死亡率)を振り返ると決して良好ではない。現在も感染が持続的に継続している。しかしながら、この3ヶ月間の間にスウェーデン国民の40%近くに抗体が出来た。ほぼ集団免疫状態を獲得したという報道がされ始めた。抗体検査を行い陽性であれば社会にどんどん復帰する。それ故に、、今冬の第2波が来た時に混乱が起きない。国民が現在のような緩い感染継続状態に慣れているのでインフルエンザに対する防御程度でやり過ごすことが出来る。経済が休眠状態にならないので大パニックにならない。ここに来て、評価されているのはそこです。曙光が射し込む可能性がある。
<<日本>>
その視点から日本を考えるとチョット厳しい。緊急事態宣言が解除され一息つくともう第2波の心配をし始めている。事実必ず第2波は来るので備えなければならない。そして、感染者数から類推すると日本国民の一般的抗体獲得率は極めて低い。一番低いだろう。そうすると、1億2千万が感染爆発を恐れて大パニックになり、経済は冬眠状態(凍死状態)になってしまう。 完全な鎖国状態が収まらない。これから先が困難である。
<<米国>>
今最大の感染者数であり、死亡者数のアメリカはどうだろう。これまでに(5月30日)160万の感染者があり、毎日20.000人以上の感染者が増えている。ロック・ダウンをしていながらのこの数字はまさに国家の非常事態だが、今暫くはこの漸減状態が続くだろう。感染者数が300万近くなれば100人に1人の感染者となるので結果として抗体陽性者も増える。不顕感染で抗体を獲得した国民がどんどん増えている。大都市では、再度の感染爆発はないだろう。今は最大の被害国である。今がおそらく最悪期である。
週刊朝日にはこんな記事も掲載されていた。
「国を閉じないスウェーデンを見習え」 世界的な投資家であるジム・ロジャーズ
新型コロナウイルスの感染拡大対策では、ほとんどの国が過剰反応した。世界中の政府が誤りを犯した。都市のロックダウンによって経済活動を長期間厳しく制限したことで、多くの国が事態を悪化させてしまった。すべての人間を閉じ込めてしまったことで企業の倒産が相次ぎ、職を失う人が増え、そして借金が積み上がってしまった。世界は深刻な景気後退に入った。 国を閉じたすべての政府は、何らかの誤りを犯したのである。
そうか闇雲な自粛や緊急事態宣言ばかりではなく、集団免疫という手段もあったのだ。
ところが
5月31日(日)
欧州集団免疫 予想をに届かず
抗体保有率は、ストックホルムで7% ロンドンで17%に留まっているという成績が発表される。自然感染で集団免疫を獲得し感染拡大を防ぐことの難しさが浮かび上がる。10日前の発表であり、データーはその数週間前のものである事も判明。少なくともストックホルムがロンドンに劣ることはないだろう。 集団を自然感染だけで獲得するにはあと数回以上感染のピークを迎えなければならない。最終的にはワクチン接種による集団免疫が必要十分条件のようである。
新型コロナウイルス感染症
何がそれほどまでに怖いのか?
その1 高い死亡率(高い致死率 感染すると死亡する確率が高い)
コロナウイルス感染症( 5月31の統計)
日本
感染者数 16.831人 死亡者 894人
致死率 5%
全世界
感染者数 608万 死亡者数 37万人
致死率 6%
アメリカ合衆国
感染者数 181万人 死亡者数 10万5千人
致死率 6%
兎に角感染すると死亡する確率がかなり高いという事は確かである。
日本もアメリカも全世界でもほぼ同じ致死率である。
日本の1-3月死亡者数は減少-新型コロナ拡大も超過死亡確認されず
3月単月は前年比0.1%減-過去5年の平均値はわずかに上回る
コロナ感染症対策が奏功、インフルエンザの流行を抑制。今年1-3月の全国の死亡者数が例年に比べて減少。日本の死亡者数は毎年増加傾向にあるにも拘わらず、1ー3月期の死亡者数が%減少した。
日本のインフルエンザ感染者と死亡者数
2019-2020は患者数は222.000人と極端に少なかった。
2018-2019は患者数は1.460.000人 死亡者数は3325人
この10年では患者数も死亡者も最も多かった。死亡率は0.2%。
アメリカのインフルエンザ感染者と死亡
2019-2020 2600万人 死亡者 14.000人(0.05%)
2017-2018 4600万人 死亡者 80.000人(0.17%)
その 2 症状がステルス戦闘機的である
インフルエンザは周囲のの流行状況や典型的な症状を見て医師が診察すれば、インフルエンザだと判断しやすい。こちらはPCR陽性でありながら無症状の人が多い。そしてその人から感染する。感染してから発症するまでに時間が掛かる。4日から14日間ぐらい。その間に拡散してしまう。
その 3 多種多様である 今までの概念が通じない
無症状(一番多い、特に若い人は)から軽症の患者さん。そして重症肺炎を起こして死亡する患者さんまで多様である。そして変化が早い。発症患者の20%が重症化、5%が死亡する
SARSは感染者の殆どが重症肺炎を併発した。囲い込んで蔓延を防ぐことが出来た。
又、SARSは、下気道の肺炎が主体だったが、COVID-19は上気道の咽頭炎もある。
大声で話したり、歌を歌ったりしても感染する。
そして、軽症でも感染力は強い。
その 4 泡沫感染(空気感染ではない)
AIDSは性行為感染症であり、感染が広範囲に広まってしまうことは原則的にあり得ない。普段通りの日常生活をしていたらAIDS2感染したということはあり得ない。
エボラ出血熱は致死率の非常に高い(80~90%)恐ろしいウイルス感染症だがこれも接触感染である。世界中に感染が拡がることはない。アフリカの風土病である。
えっ えっ そうだったの??
先行感染説 遺伝子レベル これを山中先生は『Xファクター』と名付けた。
テレビジョンではこんな話もしていました。
アジアで感染者も死亡者も少ないのは既にIgM抗体が有るのではないか。
2003-04にかけてのSARS感染終了後も類似のコロナウイルス感染が続いていた。当然、IgMが産生され、オーダーメイドのIgGが産生された。今回COVID-19の感染の際には、既にIgMはあるので通常後から産生されるIgGが最初から産生された。
これが発症が低く、死亡率が低い理由である。
こんな話も 遺伝子レベルの差がある
6月01日(月)の中日新聞に記事が掲載されていました。
軽症と重症の分かれ道
「日本の成功」謎だらけ
アジア系の免疫遺伝子を解析
日本だけではなくて韓国、台湾、そして中国も人口10万人当たりの死者は日本より少なく、欧米と比べて、アジア全体に死者が遙かに少ない。
この謎を、遺伝子レベルで解明する研究が慶応大学や京都大学で始めます。
研究では、免疫に関わるHLAという蛋白質に着目しました。
HLAは、ウイルスのどの部分を目印に攻撃するかを決める『司令塔』の役割を果たしている。このHLA、個人によって方に多様な違いがあり、地域、人種によっても異なります。
そうかなぁと思って探していたらこんな記事も見つかりました。iPS研究所の山中伸弥教授の意見です。
ファクターXの候補
・感染拡大の徹底的なクラスター対応の効果
・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・何らかの遺伝的要因
・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響
・2020年01月までの、何らかのウイルス感染の影響
令和2年5月31日脱稿