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ウクライナ断章  ロシアの核兵器使用の本気度

ーチンは核兵器を使う覚悟があるのだろうか

侵攻直後の3月上旬から中旬には核兵器の使用の可能性について、原子力発電所の不法占拠などが報じられ、議論された。最近はウクライナ東部のドンバス地方の掌握、特にマリウポリの攻防に世界中の目が注がれている。そんな中だが、ロシアの、プーチンの真意を探ろう。
3月3日
ロシア軍は、に手をつけてはいけないところに手をつけた。ロシア軍の攻撃で南部ザポロジエにある原子力発電所で火災が発生。ロシア軍の砲撃で消火活動が進まない。この地球上で最も怖惜しい施設、それは原子力発電所です。触れては行けないエリアですよ。原子力発電所はそもそも軍事的攻撃の標的とされることを想定して設計されていない。守りは極めて脆弱である。また、ウクライナは1986年に原子力発電所事故を起こしたチェルノブイリ原発があり、現在も国内に稼働中の15基の原発を持つ。15基の原子炉が稼働している国での軍事行動は、前例のないリスクがある。一旦人為的、恣意的行動によって原子炉が暴走したならば、ヨーロッパ全域の自然環境と人々の健康を何世代にもわたって危険に晒す。勿論ヨーロッパだけでは終わらない。今の時局であれば地球上の生物は破局を迎える。 ウクライナ侵攻当初、国内の原子力発電所が攻撃目標となり砲撃が加えられるという前代未聞の事態が発生した。チェルノブイリ原発もロシア軍により一時占拠された。そしてウクライナ東部のザポリージャ原発も一時期ロシア軍により攻撃され、現在もロシア軍の管理下にある(3)。


ロシアの蛮行
ロシア軍のウクライナ原発への攻撃を「ロシアの蛮行」と政府は非難
欧州最大規模の発電能力を持つザポリージャ原発が露軍に占拠された。
ゼレンスキー大統領
 もし核爆発が起きればみんなおしまいだ。ヨーロッパの終わりになる。ヨーロッパの即座の行動だけがロシア軍を止められる。ヨーロッパを核で破滅させるわけにはいかない。ロシアの狙いは、「原発を電力供給から遮断する」ことだ。「ウクライナの電力の65%は原子力でまかなってきた。このうちの40%ほどはこのザポリージャ原発で発電されている。国内最大規模の原発を占拠してウクライナの電力供給網を支配し、『問答無用に現代社会のインフラの根本を遮断しようとしていることは明らかだ。しかしそれは「ヨーロッパ全土を汚染の危険にさらす行為だ」
核燃料が溶け落ちる『メルトダウン』を起こしたチェルノブイリ原発のような深刻な事故によって放射性物質が拡散する事態は避けられない」
 全電源喪失は避けなければならない。 福島は天災だったが、今度は本当に人災だぞ。

3月10日
核報復システム「死の手」
 プーチンが「暗殺」されたら即発射か…ロシア「核報復システム」
これほど立て続けに世界各国の予想を裏切る男がいただろうか
今のプーチン大統領に「まさか」は通用しない。私たちが想像しうる中で、もっとも最悪の事態を彼なら起こすかもしれない。それってなんなのと訝しがる人もいるだろう。最も最悪の事態とは、核兵器を使った「全面核戦争」だ。
これまでは、軍人の軍需産業のキャッチフレーズだった核戦争が現実味を帯びている。
良心や道徳心・人類愛・地球愛が欠如した猜疑心の塊と化した独裁者は、自分が失脚するくらいなら全世界を巻き込んで道連れにしようと常に考えている。 プーチン大統領がそこで、最後の土壇場で何とか自制したとしても、「核」の危機は去らない。却って増してしまう。その説明をしよう。プーチンが除去される(つまり暗殺)される事態もあり得るだろう。事実、政権内に異変が起きつつある雰囲気と空気がある。国民の間にも急速に不満が高まっている。クーデーターでも暗殺でも起きればいいのにと思うのは浅はかなのです。崩壊直前になるとロシアでは「死の手」と呼ばれる核報復システムが本格的発射稼働を始めるようです。その人類滅亡システム「『死の手』は、人為的な操作をせずとも自動的に核を敵国に向かって発射させる自動制御システムです。冷戦終結後からこのシステムはあるのだが、現在は司令部の非常事態を認識したAIが核使用の判断を下す。その非常事態の中にプーチンの暗殺がある。
はっきり言えば、今のウクライナ戦争を一刻でも早く終息させる最も的確で確実な手段はプーチン暗殺である。しかし、暗殺が実行された瞬間から『死の手』が稼動を始めてしまう。地球を破壊の道に突き進めることになる。これは止められない。抵抗進化形です。
                                                                   4月22日
 

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