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ロシア 四面楚歌 出口が見つからない 2203月

ウクライナ国歌  ウクライナは滅びない

ウクライナは未だ滅びず
その栄光も自由も
同胞よ 運命は
我らに再び微笑むだろう
我らの敵は
太陽の下の露の如く消え
我らは国を治めよう
我らの地で
魂と身体を捧げよう
我らの自由のために
そして示そう
我らがコサックの子孫である事を

同胞よ戦場であろうとも

我らは立とうサン川からドン川まで

我らは認めぬ
他者による支配を

 

3月01日     火曜日

第1回目ロシアとウクライナの会談
結論から書けば、交渉継続合意も停戦実現楽観出来ない。お互いに自分の主張
ウクライナ大統領
「圧力をかけたい側とそれを受け入れられない側で立場は一致していない」と述べ、隔たりが大きいことを明らかにしました。
そのうえで「われわれは対話を続けるつもりはあるが、せめて人々への砲撃はやめるべきだ。軍用機が頭上を飛び交い、砲撃が行われている状況で交渉のテーブルにつくことはできない」

ロシア戦略核部隊が「特別態勢」プーチン大統領が命令
 ロシアは核兵器保有国であるとか、核兵器部隊を臨戦態勢にしたというのは脅しです。
そうでなければ、プーチンは狂っている。そして、ロシアという国は未来永劫、その言動は信用されることはなくなる。ロシアが核保有国である事は誰もが知っている。知っているからこそロシアの首脳はその存在をほのめかしてはならない。ましてや、その使用に言及するなどもっての外である。
又こうも考えた。
 北朝鮮が韓国を核攻撃するということは朝鮮戦争の継続中・休戦中状態だからあり得るかもしれない。可能性は常にゼロではない。が勝手に人の領地に踏み込んで反抗するならば、無差別殺戮兵器である核兵器を使用するというのは最早狂気の沙汰である。
プーチンは狂っている。脳神経内科は全く分からないタカさんは勝手に診断する。
プーチンは脳神経梅毒だ。
こんな兵器があるのを始めて知った。
無差別殺傷兵器である燃料気化爆弾(以下、気化爆弾)を搭載したロケットをウクライナの目標に投下できる発射装置を配備-アメリカの国防総省
気化爆弾は爆発の威力と衝撃波が極めて強い。配備した背景には、ウクライナ軍と民間人の抵抗勢力を恐怖に陥れる狙いがある
戦争状況が膠着状態に陥り、戦況がロシアに不利になっていくと、この気化爆弾が使われるだろう。そしてクラスター爆弾も使う。そしてそれでも切羽詰まれば戦術核の使用を色濃くほのめかす。
しかし、それだけは止めるべきである。地球に棲む者として止めて下さいと哀願します。アメリカ映画「猿の惑星(1968年)」が現実化してくる。

猿の惑星の鑑賞文を次に掲載しました。

ウクライナ発表「ロシア軍死者5300人」 ロシア側からなし。

スイスが方針を転換
 ロシアの個人資産を凍結  1兆円以上
方針転換の理由を「欧州の主権国家に対するロシアの前例のない攻撃」が決定的要因になった」と指摘。
「ロシアは自由や民主主義を攻撃しており、受け入れられない。侵略者の術中にはまるなら、それは中立ではない」

ロシアがキエフ爆撃を警告
都市の軍事施設以外のものを爆撃するとなると市街戦になる。当然一般市民が巻き込まれる。犠牲者が発生する。
 
通信施設   サイバー攻撃の拠点を空爆、ミサイル攻撃をする。
ロシアとしては、インターネットを関連施設を破壊して情報戦に終止符を打ちたい。
ところが、思わぬ助っ人が登場
ウクライナでスターリンク衛星通信が提供開始 イーロン・マスクへの要請からわずか10時間半で実現する。 
ウクライナ副大統領が支援を要請すると、マスク氏は10時間半でサービス開始。
通信用アンテナも現地に届いた
即断のマスク氏の対応に全世界が喝采をする。


3月02日      水曜日

世界中の企業がロシア制裁に賛同し始めている。
アップル   ナイキ  ディスニー
エクソンも  モービルも  シベリア・サハリンからのLNG開発から撤退。

ニューヨーク市場もナスダックもロシア企業を排除
ビザ マスターカードも
アメリカの企業は軒並みロシアから撤退を表明。
GM  フォード   ボルボ  ETC

ここまで嫌われるとロシアもボディーブローとして効いてくるね。
疲れ切るまえに決着をつけたいと焦り始める。それは極めて危険だ。
プーチンの思った通りには全くなっていない。キエフも1両日中に陥落するはずだった。
制空権も奪って、ウクライナを完全包囲して要求をのませるまでに最短4日間、長くても10日間ぐらいのつもりだったが、都市は何処も陥落していない。戦死者はロシア側に多い。兵站も尽きている。 士気は上がらない。
ロシア国内の反戦運動もこれほどとは・・。反プーチンではなくて『反戦争』の声が大きい。
  連日戦争反対デモ。1万人近い検挙者。100万人近い戦争反対署名

中国、民間人被害を「極めて憂慮」
ロシア側が表現する「特別軍事作戦」ではなく「戦争」だとの認識も示した。

ウクライナのアイデア作戦   意外な作戦
ウクライナ軍は捕虜となったロシア兵に、食事や水を与え極力丁重に接しています。
『お父さん、お母さん作戦(両親作戦)』です。ロシア兵に対し、故郷の両親へ電話することも勧めているんですよ。

窮鼠猫を咬む
 プーチン大統領が「核のボタン」を押しかねない
「ロシアの、プーチンの発言は、核兵器の使用も示唆しています。第二次世界大戦を超える、人類史上最悪の戦争になる危険性があるんです」

バイデン米国大統領   得意絶頂満面笑みではないが・・・
一般教書演説で
「6日前、ロシアのウラジミール・プーチンは自由社会の礎を揺さぶり、彼の意のままに屈しせしめようとした。しかし、彼は大きな計算違いをした」
「彼は予想だにしなかった強固な壁にぶち当たったのだ。それはウクライナの人々だ」


3月3日     木曜日

ロシア軍兵士、侵攻開始以降で7000人以上死亡=ウクライナ国防省
一方  ロシアの公式発表はロシア兵の死者498人 ウクライナ侵攻で

こんな事を言われるようでは、内部はガタガタですね。
 その1
戦闘なしで降伏か?…故意に給油タンクに穴を開けたロシア軍
ロシア軍の一部で燃料、食糧などの普及問題と士気低下の兆しなどが現れており、一部の軍人が戦闘なしにウクライナ軍に降伏した」
その2
ロシアは戦死者の遺族に対して12000円支給、一方ウクライナは自発的に降伏したロシア兵に完全な赦免と530万を補償する。
冗談交じりの笑い話としてもこんな記事が出回ると言うことはロシア軍に覇気は無し。
丁度、日露戦争の時の帝政ロシア軍に対する評価と同じ事が言われている。世界最強の陸軍、無敵のバルティック艦隊といわれながら遠征気分が蔓延していた。開戦してみたら意外に脆かった。

ロシアが停戦協議再開を表明、しかし、2300分現在、開催場所が決まらない。
  
ポーランドを訪問したイギリスのジョンソン首相に対して質問したキエフ出身の女性記者の質問が、実に身に迫る迫力があった。
 第3次世界大戦勃発を恐れNATO軍は軍事介入をしないのですか。それは間違っている。もう第3次世界大戦はウクライナで始まっている。
その扇動的なスピーチに聴き入り、あまりの勢いにたじろぎ、しどろもどろになりながらも、謝罪しつつ英国のおかれた立場を答弁するジョンソン首相も立派だった。

プーチン氏に重なった「誤算」

失敗国家と認定

軍事大国ロシアの部隊が攻め込めば、首都キエフなどの「無血開城」も可能
2日間で決着?完全な過信だった。

おまけにとんでもない誤配信を開戦2日後に配信してしまった。世界中からの失笑.

     「ウクライナはロシアに戻ってきた」

     「反ロシアのウクライナは存在しない」

露軍の不振も目を覆うばかり
まず、侵攻初日に制空権を掌握できなかった。士気が低い  装備は 旧ソ連時代のもの 「ウソの帝国」

欧米の反応も予想外

 米欧が国際銀行間通信協会(SWIFT)からのロシア排除を決めたのも、計算違いだった。特にドイツの強硬な姿勢は全く予想外だった。

反戦マーチ
 今月中旬には大規模な「反戦マーチ」が計画。政権側の徹底弾圧で息を潜めてきた反政権運動が再燃する可能性がある。

世界中の怒り・反感
 産業界は言うに及ばず、スポーツ界(FIFA IOC)も、エンタテインメント界(映画、 演劇)も、憎きものをたたき出すが如くにロシアを追放

はじき出し始めている。

真に四面楚歌の状態である。

ウクライナ難民105万人に…国連難民高等弁務官「これほど急速な脱出は初めて」

3月4日             金曜日       快晴   マイナス1℃

大義のかけらもない侵略戦争

3日 国連 ロシア非難決議   141ケ国  賛成
   ロシア・ベラルーシ・北朝鮮・エリトリア・シリア   5ケ国が反対
勿論、この決議には何ら拘束力は無い。残念ながら
米大使  
 国連に何らかの目的があるとすれば、それは戦争を防ぎ、非難し、止めることです。
豪州大使
 生は死に勝ち 光は闇に勝だろう
ウクライナ大使
 国連はまだ生きている
大事なことは8年前のクリミア半島占領時の決議案よりもロシア非難の国が増えた。ロシアに対する批判、非難そして恐怖感は大きくなっている。

中国高官、北京五輪期間中にウクライナに侵攻しないようロシア高官に要請か
  中国は否定しましたが、約束は事前にあっただろうね。
両国協議の結果
ウクライナ・ロシア、民間人避難の「人道回廊」で合意
ゼレンスキー大統領
 「我々が降参すると思っている人は、ウクライナを全く理解していない』
「(プーチン政権幹部らは)ウクライナ人がこれほど英雄的に抵抗することも、世界が(反ロシアで)これほど団結することも予想していなかった」


2月25日の天声人語
 柵を破った隣人
 ウクライナが舞台の『屋根の上のバイオリン弾き』
武力で国境線を書き換えるロシアの暴挙には、正当性のかけらもない。黒海の輝ける「真珠」が無残に割られた。

3月4日  天声人語
シャンソンの名曲『脱走兵』
1人の兵士の視点から戦争への疑問を突き付けるた歌。
大義のかけらもない侵略戦争を始めたあの大統領は、いつまで人殺しを命じ続けるのか

遂に手をつけてはいけないところに手をつけた。
ロシア軍の攻撃で南部ザポロジエにある原子力発電所で火災が発生。ロシア軍の砲撃で消火活動が進まない。
最早、ロシアはテロリスト集団国家だ。

プーチン氏「精神状態」分析 米情報機関の最優先課題に
「ロシアへの制裁は侵攻に不釣り合い」と激怒 精神的にかなり動揺している 
プーチン氏がNATOを敵視する理由の一つに2011年に死亡したリビアの最高指導者カダフィ元大佐の哀れな末路に自身を重ねているところがあるといわれている。というのは大佐は、NATOの言いなりになり、核を放棄した。放棄するまでは時代の寵児だった。もてはやされた。が、放棄した瞬間に誰も彼を恐れなくなった。リビアの反体制派の武力クーデターでカダフィ政権は脆くも崩壊し、NATO軍の介入を招き、同氏は殺害された。世界中の指導者は大切な現代を生き抜く教訓を得た。核は保有すべきだ。保有したら絶対に手放してはいけない。如何なる甘言にも耳を傾けてはならない。現在核保有国はヤルタ・ポツダム宣言の5大国である。そして、インド・パキスタン・イスラエル・そして北朝鮮。怪しいのは『イラン』である。完成していないのであればイスラエルが空爆をして、当該施設を破壊するはずである。そこまで踏み込まないところを観ると既に持っている可能性高い。

北朝鮮が核放棄を拒否するのもそうだといわれている。同じ理由である。ガダフィー大佐は核を放棄した。丸裸になった。そしてあえなく惨殺された。核を持っていれば政権を終われることはなかったはずである。核は現実の地球社会ではジョ-カーである。このカードは有ると思わせるだけで相手への威嚇効果は絶大で有る。何の思慮もなく放棄したガダフィー大佐は考えが甘かった。

ロシア軍のウクライナ原発への攻撃は「ロシアの蛮行」官房長官が非難
サポリージャ原子力発電所がロシア軍に制圧される
欧州最大規模の発電能力を持つザポリージャ原発が露軍に占拠された。
ゼレンスキー大統領
 もし核爆発が起きればみんなおしまいだ。ヨーロッパの終わりになる。ヨーロッパの即座の行動だけがロシア軍を止められる。ヨーロッパを核で破滅させるわけにはいかない」

「原発を電力供給から遮断しようとしている」
「ウクライナの電力の65%は原子力でまかなってきた。このうちの40%ほどはこのザポリージャ原発で発電されている。国内最大規模の原発を占拠してウクライナの電力供給網を支配し、『問答無用と遮断しようとしていることは明らかだ。

 「ヨーロッパ全土を汚染の危険にさらす行為だ」
核燃料が溶け落ちる『メルトダウン』を起こしたチェルノブイリ原発のような深刻な事故によって放射性物質が拡散する事態は避けられない」
 全電源喪失は避けなければならない。 福島は天災だったが、今度は人災だぞ。

ロシアの最大の狙いは
ウクライナが秘密裏に核開発に携わっていたという真っ赤な嘘事実をでっち上げる。ウクライナ侵攻の正当性を造り上げる。俺たちのやっていることはアメリカがイラクに侵攻したイラク戦争と同じだ。アメリカが理不尽に、何の正義もなくイラクに侵攻した。しかし、国際社会から如何なる制裁も受けなかった。イラクは大量破壊兵器を製造しているという嘘の報告書を錦の御旗にした。核兵器の開発をしているという作り話を世界中が信じ込まされた。


「武力で原発占拠 非常に大きな問題を突きつけられた」

被爆者「常軌を逸しているとしか言えない」

原発攻撃は戦争犯罪」

湧き起こる反プーチンの嵐
米上院議員、プーチン氏の暗殺呼び掛け
始末できるのはロシア人だけだ     ロシアにブルータスはいないのか?」
「ロシア軍にもっとうまくやれるシュタウフェンベルクはいないのか?」と訴えた。

ロシアの新興財閥がプーチンの首に懸賞金「生死は不問」
「ロシアおよび国際法に則り「プーチンを戦争犯罪者として」捕らえた軍当局者に、100万ドルを支払うと約束した。
「ロシア民族として、そしてロシアの一市民として、ロシアの非ナチ化を促すことが自  分の道徳的義務だと考えている」と付け加えた

プーチンは勝てない
〈彼ら(ロシア軍)は首都キエフを攻略できる。だが、それを維持することはできない。…ロシア軍は(必要な)兵の数を持っていない。一方、クライナの人々は、みな彼らを憎んでいる。成人の大部分は「人間の盾」であれ「どんな武器」であれ、手にして喜んで戦うつもりなのだ。…彼らにはチャーチルのような大統領もいる。人々の士気は挫けていないし、ウクライナ軍には「自分たちの国」という地の利もある〉

ロシア富豪「オリガルヒ」へ制裁効果は
スイフトへの制裁よりもプーチン個人にとっては厳しい。
資金源  友人  それでなくても離反していくオルガルヒが多い。
政治的基盤を失う。


3月5日        土曜日     快晴   午後は曇ってくる

自由な報道の息の根止めた!!
プーチン大統領 誤情報拡散に罰則科す法律改正案に署名
誤情報かどうかはロシア政府が決定する
例えば
 外国の特派員の報告として
モスクワからの日本のNHKの特派員の報告として戦争とか侵略という表現をすると最高15年の禁固刑
既に
イギリスのBBC アメリカのCNN ブルームバーグは取材停止を余儀なくされた。

国境なき記者団の声明
 我々は為す術なく自由な報道が殺されるのを目撃しようとしている。 
 ロシア、フェイスブック遮断 情報統制、ツイッターも

「人道回廊」が機能するか 民間人への攻撃認めないロシアに実効性を求めても無駄かな

原発への攻撃も認めない  迎撃しただけだと釈明

お昼のテレビ報道番組で
ブッシュ大統領時代にウクライナをNATOに無理矢理加盟させようとしたことがある。その時ドイツとフランスが反対した。今にして思えば、この時の逡巡が今回の惨事の第1段だったかもしれない。

どちらにしても、健在進行形の当事国を加盟させることはしない・・大原則で

3月6日       日曜日          晴れ午後曇り
                           気温あがらない。

<<私の考えの根本>>

私達の地球をプーチンの自由にはさせない。

 ウクライナ侵攻に理があろうがなかろうが、核兵器の使用をほのめかして脅し、この地球上で最大の魔物である原子力発電所を襲撃して占拠する。そんな事は同時期に地球に暮らす者の1人として呼吸をする人間として許せない。

プーチン氏「飛行禁止区域設定」は参戦とみなす
ウクライナからは何度も設定要請があるが、NATOも躊躇っている

「経済制裁は宣戦布告と同じようなものだ」
ロシアに対する攻撃と同一視する

今回の軍事侵攻の背景には、現在のウクライナの政権を“同じ同胞・ルーツを持つ国”に誕生したアメリカ寄りの“傀儡政権”・・可愛さ余って憎さ百倍
NATOのこれ以上の“東方拡大”を容認できないとする安全保障観
 ロシアには、ロシア人はヨーロッパ大陸の西側から攻められた。攻撃されたという強い思いがある。実際その通りだから被害妄想ではないが、現実を直視しない誇大被害妄想の極みです。ナポレオンに攻められた。そして第2次世界大戦では2200万人という犠牲者を払っての勝利だった。これもナチスから攻められた。NATOの匕首を喉元には突きつけられたくないという民族的な嫌悪感がある。
そして、ウクライナに対する同胞意識、愛着も一入である。
 「我々ロシア人ほどウクライナのことを気にかけている者はいない」と書き出し、「私の母はウクライナ人だった。妻のライサもウクライナ人だった。これはプロパガンダとして扱ってはならない問題だ。ロシアとウクライナの間に敵意をあおり、両国の関係を悪化させることに関心を持ち、それが必要とする誰かがいる」と書いている。

ゴルバチョフの意見

ロシア・ウクライナ・EUの〈トライアングル〉を築くため、交渉と調整のメカニズムを模索する必要があったが、EU側がロシアとの協力を一切拒否した、とゴルバチョフ氏はみた。「ウクライナ国民のためになるのは、民主的なウクライナであり、ブロックに属さないウクライナであると私は確信している。そうした地位は国際的な保障とともに憲法で裏付けられなければならない。私が想定しているのは、1955年に署名されたオーストリア国家条約のようなタイプのものだ」と述べる。

 そして西側が冷戦で「勝利」を表明し、信頼は損なわれたとゴルバチョフ氏は指摘した。

 留意しておくべきは、西側が冷戦終結後の対ロシア戦略を誤り、東西をカバーする安全保障の国際管理に失敗したという現実だ。


3月7日       月曜日         寒い朝  マイナス2℃

ロシアで反戦デモ、3500人拘束

人道回廊   再び失敗
ロシア軍 キエフやハリコフなど避難ルート設置 
 非戦闘員である民間人を避難させる人道的な措置ということですが、ロシアの腹の底は読み切れない。民間人は全員避難した。避難させた。それ故、市街地に攻撃を仕掛けて多くの犠牲者が出ても被害者は民間人ではないという言い逃れのための措置の可能性がある。
 歯科も人道の回廊の行く先がロシアであってはウクライナが拒否するのも当然である。
原子力発電所への軍事的侵攻と占拠もそんなロシア流の謀事が盛んにいわれている。ウクライナへの電力供給をストップさせるというのが第1目標である。それは勿論である。その次は、ウクライナが核開発に携わっていたという事実をでっち上げる。ウクライナ侵攻の正当性を造り上げる。俺たちのやっていることはアメリカがイラクに侵攻したイラク戦争と同じく、自己防衛だ。

ウクライナからの国外避難150万人超 欧州で戦後最速のペース
ウクライナの人口は  4200万人でる。
3月14日には260万人に達したとも言われる。そのうち5割が隣国ポーランドに出国している。

プーチン大統領「原発の掌握は挑発行為を排除するため」

米国務長官「ロシアからの原油の輸入禁止 議論している」

ロシアのウクライナ侵攻、「日本の安全保障上の脅威」81%…読売世論調査

ロシアがシリア兵募集、ロシアによるウクライナ侵攻にはチェチェンからも兵士が参加していると報じている。

核に対するテロ行為
“ハリコフの核物質施設のある「国立物理技術研究所」に砲撃”
ここには旧ソ連時代に搬入された核物質がある。

ウクライナ、ロシア発表の“人道回廊”拒否 「民間人をロシアに連れて行くためで、容認できない」
シリアでアサド政権と組んで行った自作自演の儀式に過ぎない。
乗るべきではない。

米国務長官 ポーランド通じウクライナへの戦闘機の供与検討
ポーランドからウクライナにミグ29を供与、アメリカがポーランドにF16を供与。今後の戦闘のカギを握るのは制空権である。
ロシアは戦闘機の供与は参戦と見なすと警告。

ドイツはこれまでの方針を大転換して、ウクライナに武器供与を始めました。
アメリカは勿論のことである。

「ウクライナを助けたい」 危険承知で「義勇兵」志願―英
英政府は公式には認めていない。ただ、「自由と民主主義への闘争を支える行動を支持する」とコメントした。
デンマーク政府は「法的な問題はない」と容認する立場だ。
日本でも70名の志願兵が集まっている。50名が元自衛官である。
外国人義勇兵の数が約2万人に達した。
志願兵と書いていると『誰がために鐘は鳴る』を思い出すね。


3月8日        火曜日          快晴      -2℃

ウクライナ大統領  ゼレンスキー
空封鎖を  再三訴える
 飛行禁止空域の設定を求めるゼレンスキー大統領
NATO苦渋の不介入
ロシア  飛行禁止空域ン設定に参画した国は『武力紛争に参加したとみなす」と警告

北欧のフィンランド・スウェーデン  NATO 参加  賛成者が過半数を超す

じわりじわりとロシアが物量作戦でウクライナ支配を拡大している。
アフガニスタンのように長期戦、いや超長期戦になるだろう。

ウクライナからの避難民   200万人
ロシア軍の死者       1万人規模
    (米国の発表     2000~4000人)         

ロシア側からは天然ガスのパイプラインを閉鎖するぞと、ドイツなどは逆に脅しをかけられている。プーチン露大統領は正気か狂気かは分からないが、不退転の心づもりであることだけは間違いない。

ドイツは及び腰だがナチスに対してすら経済制裁などをしなかった『スイス』や『スウェーデン』が今回ばかりは制裁に協力している。
欧州は本気で震えている。ウクライナでひけばドンドン責め立てられる。危機感が尋常ではない。狂ったプーチンに困り果てている。

3月9日       水曜日        曇り    2℃

プーチン大統領は「ウクライナを制圧し、支配すると決意している」
プーチン氏は今、怒り、不満に思っている。民間人の犠牲を無視して、ウクライナ軍を打ち破ろうとするだろう。今後数週間は醜いものになる」

アノニマス
 ロシア国内のメディアをハッキングしてロシア国内の人々に今ウクライナで何が行われているかをレポートした。

ロシア国民の皆さん、こんにちは。私たちはアノニマスです」
「国際的な出来事をロシアメディアが、少ししか報じていないという報告を受けています。プーチン政権はウクライナ侵攻によって、戦争犯罪を犯し、それが大勢の難民と数えきれない死者をもたらしています。この紛争を止める、最も平和的な方法は、ロシア国民が立ち上がって、プーチン大統領を権力の座から引きずり落とすことです」

「ハッカー集団の肩は持ちたくないが、今はご容赦。グッジョブ!」「正直、一番効くのがコレだと思う」

涙の決意    よくぞ・よくぞ   あんたはエライ
ウクライナのゼレンスキー大統領与党:
周辺諸国が安全保障を確約する条件にNATO早期加盟を断念することもあり得る

3月11日        金曜日        快晴      0℃


プーチンが「暗殺」されたら即発射か…ロシア「核報復システム」
これほど立て続けに世界各国の予想を裏切る男がいただろうか
今のプーチン大統領に「まさか」は通用しない。私たちが想像しうる中で、もっとも最悪の事態を彼なら起こすかもしれない。それってなんなのと訝しがる人もいるだろう。最も最悪の事態とは、核兵器を使った「全面核戦争」だ。
これまでは、軍人の軍需産業のキャッチフレーズだった核戦争が現実味を帯びている。
良心や道徳心・人類愛・地球愛が欠如した独裁者は、自分が失脚するくらいなら全世界を巻き込んで道連れにしようと常に考えている。 プーチン大統領がそこで、最後の土壇場で何とか自制したとしても、「核」の危機は去らない。却って増してしまう。プーチンが除去される(つまり暗殺)される事態もあり得る。政権内に異変が起きつつある空気がある。国民の間にも急速に不満が高まっている。崩壊直前になるとロシアでは「死の手」と呼ばれる核報復システムが本格的発射稼働を始める。その人類滅亡システム「『死の手』は、人為的な操作をせずとも自動的に核を敵国に向かって発射させる自動制御システムです。冷戦終結後からこのシステムはあるのだが、現在は司令部の非常事態を認識したAIが核使用の判断を下す。その非常事態の中にプーチンの暗殺がある。
はっきり言えば、今のウクライナ戦争を一刻でも早く終息させる最も的確で確実な手段はプーチン暗殺である。しかし、暗殺が実行された瞬間から『死の手』が稼動を始めてしまう。地球を破壊し尽くすことになる。

ロシアのICBM  サルマト
 最新型の超巨大ICBM(大陸間弾道ミサイル)   マッハ  20
 射程距離は11000キロ以上

極超音速滑空兵器(HGV)「アヴァンガルド」   マッハ   20
 
EU首脳会議 ウクライナ加盟、見送りへ

ロシア軍によってウクライナへの侵攻が開始されたことで世界的な戦争がはじまってしまうのでしょうか?いいえ、第三次世界大戦に向かっていくのではありません
ウクライナはNATO加盟国ではないので、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という集団防衛のルールが適用されません。それはウクライナにとっては不幸なことですが、私たちにとっては幸運なことと言えます。 公式な外国の軍隊はウクライナに駐留していません。

ロシアによる軍事侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人の数は150万人を超えました。

3月12日         土曜日      快晴    4℃
暖房要らない
ゼレンスキー大統領
「侵攻始まって16日 領土決して渡さない 」
「プーチンへの圧力をかけ続ける。プーチンは侵略者だ。プーチンは代償を払わなければならない」

ロシア軍 キエフ中心部まで15キロに接近 市民の犠牲は564人に

バイデン大統領は「我々がウクライナでロシアと戦うことはない。第3次世界大戦は何としても避けなければならない」と強調した。
ロシアが化学兵器を使う可能性は極めて高いと憂慮しているとも発言。

2022/03/13          日曜日     曇り     20℃ 22℃

ロシア軍 ウクライナ西部にも空爆 ポーランド国境 ウクライナの兵士訓練施設に30発超のミサイル攻撃 
ロシアがザポリージャ原発を恒久管理か IAEAに報告

プーチンさんは全く停戦交渉に応じようとしない。そんなそぶりを見せたら全軍に士気は衰えてしまいます。喉から手が出るほどに停戦を望んでいるが、ウクライナが全面降伏が条件です。自らは妥協案は示せない。だから誰も仲介出来ない。ローマ法王ぐらいか?

銃撃で米国人記者死亡 ウクライナ首都郊外

3月14日         月曜日      夜明け前 雨が降る
                       快晴   10℃(最低気温)

ロシアが、国債の元本や利息を事前に約束した期日に払わないデフォルト(債務不履行)に陥るとの観測が高まっている

SNS情報戦「ウクライナ勝利」 戦略家が語るプーチン氏の「崩壊」
15日にもんHKのクロ現で『戦火の下の自撮り記録』を放映していました。
ウクライナの今の状態がSNSを通してみることが出来る。

ロシアは戦闘には勝つことが出来るかもしれないが『戦争』には負けた。

和平・停戦交渉  第4回目が開催される。
お互いに相手の言い分に耳を傾けるようになってきた。が、現地の交渉の結果をモスクワが受け入れるかどうかは全く分からない。
これだけの犠牲を払って男の成果も得られないまま停戦と言うことになればロシア国内からの反発が抑えられない。戦利品のない戦争を受け入れることは出来ません。
ロシアは引くに引けない。行くも戻るも地獄である。いつかは停戦するだろうがロシア国民は塗炭の苦しみを味わうことになる。

3月15日        火曜日         夜雨   12℃   

朝、NHKニュースで衝撃的な、驚きの映像を見ました。今流行のフェイクニュースではないかと疑った。
ロシア国営テレビのニュースの時間です。女性アナウンサーが放送しています。その後ろにプラカードを持った女性が突然登場してきました。そしてそのプラカードには『NO WAR]と書かれています。大きく半分位のスペースを占領して太く描かれています。
もっと驚いたことにその女性を静止すべく職員が飛び出してこなかった。

放送中に反戦の声 “異例の事態”
  当事者はマリーナ・オフシャンコワさんという国営テレビの編集者の女性
父親がウクライナ人、母親がロシア人、それだけ身近な問題
彼女のSNS事前投稿メッセージ
ウクライナで起きていることは犯罪だ。
ロシアは侵略者だ。
侵略の責任は、それはプーチン大統領だ。
世界中が私たちに背を向けている。
今後10世代にわたって、同胞(はらから)による戦争の恥を洗い流すことはできまい。この暴挙を止めるには、私たちの力しかない。
抗議集会に加わってほしい。
何も怖がることはない

彼女は拉致されその後の消息は不明のままで有る。フーリガンとして処分された。

マスク氏、プーチン氏に「決闘挑む」 ウクライナ賭け

停戦へ向かうとの臆測が広がる  厭戦気分もある
戦争が長期化し、両国とも疲弊し、そう長くは続けられない
 キエフ  食料があと2週間で底をつく
 ロシア経済  瀕死の状態
 スイフトは12日からロシアを排除
 国債はデ・フォルトするだろう
 ビザ・マスターカードなどがロシアでは使えなくなった。ロシアで仕事を展開している 世界企業が殆ど撤退を決めた。
 コカコーラ・マクドナルド・ケンタッキー・ユニクロ・世界中の企業からロシア国内での商売を中止。真に四面楚歌の状態である。耐えきれないないだろう。

停戦に向かうだろう。しかし少しでも有利に停戦を迎えるためには今週中のキエフ攻撃がヤマ場になるだろう。

「6月にロシアがなくなる」木村太郎氏:
ロシアのFSB(露連邦保安局)組織の匿名の今回の戦争の斬新な分析
今回の侵攻はまったく完全な失敗。ロシアはウクライナに勝てない。
何故なら
補給戦が延びてる。20万人を投入したが制圧出来ていない。
首都を制圧して大統領を殺したとしても、全ウクライナを制圧には50万人くの兵力が必要。そのうちに全世界からの経済制裁が効いてきて、ロシアの経済は6月までに壊滅してしまう。
ロシアがなくなる。
ロシア経済が破綻→プーチン大統領の失脚か?
プーチンは、クーデターでどこかに連行される。そういう可能性がまことしやかに囁かれている。

東欧(ポーランド・ハンガリー・スロベニア)3首脳、キエフ訪問へ 
「欧州連合(EU)全体としてのウクライナの主権と独立」への明快な支援を伝達

バイデン大統領
 「米国の要員が攻撃的な装備を送ればそれは『第3次世界大戦』だ」。
 「米国はウクライナでの戦争は戦わない」
 化学兵器の使用に対して・・レッドラインだとは厳命しなかった。
「深刻な代償を払うことになる」

残された唯一の選択肢はクーデータですね。
ロシア国内からのプーチン排斥
プーチンが転戦しますと言っても誰も納得しない。
ウクライナとしては賠償金が貰えるとは思っていないだろう。
ウクライナの国家としての主権の尊重、国民の選択の自由、安全保障
されれば、あげた武器を納めやすい。

NHKで『戦火の下の自撮り記録』をクロ現で観ました。
SNSで発進し続ける。
ウクライナ国民の強い意志と団結力が自撮りの動画から伝わってくる。

ウクライナ国歌『ウクライナは滅びない』の歌が流れてきた。

インターネットで歌詞を拾ってみた。

老婆心ながら、或いは今更遅いがのどちらが適切か分からないが、プーチンさんはこの国歌を聴いておくべきだったろうね。

                                   脱稿   令和4年3月15日     2300分

3月16日      水曜日          
ロシア37都市で反戦デモ 800人超拘束
キエフ市長 ローマ教皇に来訪求める 「平和への道を開くカギに」
最後の切り札になるかな

国歌に「敵」という文字が堂々と刻まれ、『我らは認めぬ 他者による支配を」との思想を国歌として歌う個国民を他に知らない。
勿論、日本の国歌以外に何処の国歌を知っているのかと問われれば何処も知らない。
アメリカとロシア国歌をチョット観てみましたが、勇気とか砲弾の文字はあっても・・

NATO平和維持軍の創設提案
キエフを訪問中の東欧の3首脳の1人、ポーランドの副首相はこんな提案をした。
 NATOに武装した「平和ミッション」をウクライナに設置することを要請
 国連平和維持軍はロシアの反対で派遣出来ないのでNATO平和維持軍を派遣したらどうかという提案である。

ウクライナ戦争停戦協議
ロシアがより現実的姿勢とウクライナ大統領、合意に期待とロシアのラブロフ外相
しかし最終的な決断はクレムリンの主が決める。彼に歩み寄る心の余裕がある?。
ないですね。
極論をするとロシア国民がプーチン拒否を明確に示し、新しい指導者の登場とならないと停戦は出来ない。プーチン拒否とは『暗殺』『クーデター』『ロシア国内の騒乱状態』
暗殺方法については議論が盛んだ。毒殺、突然死、事故――がプーチン排除の可能性を模索している。
ジュリアス・シーザーが、『『ブルータスお前もか!!』と絶叫した。その首謀者のブルータスらを引き合いに、「ロシアにブルータスはいないのか?」
「プーチン氏を暗殺すればロシアに限らず、世界に大きく貢献することになるだろう
『クーデター』も囁かれている。このままではロシアが潰れてしまう。壊滅的状況にある西洋諸国との経済関係を元に戻すことを真剣に考え始めたエリート層が出てきている。何としても彼を権力の座から引きずり下ろさないことには終わらない。

ゼレンスキー大統領世界中の議会で演説
まず皮切りに3月01日 EU議会でライブ演説をした。8日にイギリス議会で演説をした。ついで15日カナダ議会でビデオ演説を行った。16日には米議会で、17日にはドイツでも予定されている。21日にはイスラエルで、22日にはスイスでもライブ演説が予定されている。
日本では23日(水曜日)  衆議院議員会館でライブ演説会が開催される予定である。

 ロシアの愚劣な、大義のかけらもない侵略を止めるには更なる連携が、一層の行動が必要である。と訴えている。
G7各国が相手なので当然日本にも大使館を通じて打診があった。
世界中が親ウクライナ、ウクライナを助けろ一色に染まっている。連帯の証かもしれないが要注意でもある。
悪いのはロシアという国家である。端的に言えば『プーチン』という大統領と一握りの側近連中だけだ。ロシア人排斥はあってはならない。

3月18日         金曜日         曇り 午後雨
ロシア軍、7000人死亡  アメリカの国防総省
 ウクライナ侵攻停滞
「米海兵隊が太平洋戦争の硫黄島の戦いの36日間で約7.000人を失ったのに対し、プーチン大統領の軍隊は20日間でそれ以上の兵隊を失っている」
一方
 ウクライナ当局によると、民間人の死者は2300人を超えました。
 ウクライナ軍の戦死者数は1300人(13日)

バイデン氏「人殺しの独裁者だ」『戦争犯罪人』 プーチン大統領を非難
ロシアの反応
 プーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼んだことについて、世界中の紛争で民間人を殺害した国の指導者による許しがたい発言だと非難した。広島・長崎で、民間人20万人が即死した。
一般的なロシア人の感想
西側メディアが報じていることは真っ赤なうそだ」「われわれはこの戦争に勝ち、この国(兄弟国 ウクライナ)をテロリストから解放し、民主的で素晴らしいものを築く手助けをするのだ。最後には真実が人々に届くと確信している。1年後には真実が勝つ」

ゼレンスキー大統領のアメリカ議会のWEBの演説

私には夢がある。・・キング牧師の言葉から引用。
自由に生きる権利を
ロシアは国土や都市を攻撃し、我々の価値観に対して卑劣な攻撃をしています。価値観に対して、自由に対して侵略してきています。自分の国で自由に生き、将来を選択する権利に対して、幸福や国民の夢に対して容赦ない侵略を繰り返している。
利益よりも平和が大切です。この原則を全世界でともに守らなければなりません。

「U-24」という同盟の提案
平和と紛争を止めるための力と良心を持った責任ある国家の同盟です。
迅速に必要な支援を24時間以内に提供できるように。

私達はこの同じ時代に生きるものとしてウクライナの国で起こったことを見続けなければいけない。監視続ける必要がある。そして忘れてはいけない。次の時代の人々に語り伝えなければならない。ロシアという国の仕業を、ウラジミール・プーチンという人物の許しがたい思考と行動を歴史の証人として伝える必要がある。

かってのプーチンの側近だった人物のインタビュー
プーチンの考え方が決定的に変わったのはイラク戦争後である。何の落ち度もなかった、ただ反米的だったというサダムフセイン大統領の率いるイラクに難癖(大量破壊兵器を隠し持っているという全くのフェイクの報告書)をつけて、それを無視し続けたイラクに一方的に押し入り国を完膚なきまでたたきつぶした。
それが許されるのであれば、ロシアがウクライナやジョージアに軍事介入することは許されるだろう。ロシアの経済もソ連崩壊後の壊滅的状況からは立ち直り、超大国ではないが、大国に戻りつつあった時期だった。彼の行動の原点はそこにある。
 冷戦時代には、西側にはNATOがあり、東側にはワルシャワ条約機構があって各々がグループで集団防衛体制を敷いていた。
それがベルリンの壁が崩れ、東西ドイツの統一がなされた。
ソ連は多大は犠牲を払ってそれを認めた。その代償としてゴルバチョフ大統領と???がNATOの東方拡大はしないと約束をしたはずだ。
東ドイツからソ連軍が引き揚げる。だからNATO軍も拡大するな。そもそも存在意義は薄れているのだと共通認識をしたはずだ。

3月20日        日曜日        

南東部の都市マリウポリから市民数千人をロシア領へ強制移送か  、第2次世界大戦中のナチス・ドイツによる強制連行のようだと非難。「21世紀になって、人々が他国へ強制的に連れて行かれるとは、考えられないことだ」
 戦争犯罪の責任の歴史に刻まれるだろう。
 数世紀にわたって記憶されるだろう。
35万人以上が孤立し、戦闘に巻き込まれています。電気や水の入手も困難な状況になっています。ロシアはこの35万人をどうするつもりなのだ。
まさか、餓死させる?
開放する。 開放すると言うことは降伏することである。だが、政府も市長も明確に拒否している。マリウポリは住居用建物の8割以上が被害を受け、住民2500人以上が死亡したとされる。依然として約35万人が市外に脱出できずにいるという

ロシア軍、極超音速ミサイルを初使用 ウクライナ西部攻撃 武器貯蔵施設を破壊

ウクライナ、国内外への避難民1千万人に 人口の4分の1
3月21日    春分の日             月曜日      晴れ

ゼレンスキー氏、プーチン氏と直接交渉に意欲「失敗なら第三次大戦」
「主権や領土保全に関わることは独立国家として妥協はできない」

「ロシア軍は我々を全滅させるためにやってきた」と主張。ウクライナがロシア軍に激しく抵抗していることに関し「ウクライナ国民や軍の威厳を示すことができた」と指摘した。一方で「威厳だけでは国民の命を守れない」と語り、ロシア軍とウクライナ軍との間に圧倒的な戦力差があることを率直に認めた。

】ロシア「投降すれば避難させる」
 ウクライナ「ありえない」

3月22日              火曜日     雨    最高気温  9℃
                  
露軍の死者数を巡っては、露政府が2日、498人と発表した一方で、ウクライナ側は約1万5000人と主張している。米軍の発表では7700にん。

ドイツは戦後のウクライナ復興に第2次世界大戦後の米国による欧州復興計画「マーシャル・プラン」と同様の措置の策定を提案した。

3月23日     水曜日          曇り   気温あがらない


ゼレンスキー大統領、午後6時からVIDEO演説 衆院議員会館
 細田衆議院議長
「生命の危険がある中、国際社会に支援を訴え、国民を鼓舞し続けているゼレンスキー大統領の勇敢な姿勢に改めて敬意を表する」
 大統領
「日本はアジアで初めてロシアに圧力をかけた」と語り、日本語で「あ・り・が・と・う」と述べた。そして制裁の継続を呼びかけました。
「平和を壊してはいけない」「責任のある国家が一緒になって平和を守るために努力をしなければならない」

米国防総省:ロシア軍に抵抗するウクライナ軍が、ここ数日で反撃に転じている
首都キエフ50キロの要衝をロシアア軍から奪還したと発表した
ロシア大衆紙が伝える。 自軍  9861人戦死  16153人が負傷

「戦後の終わり」
  「第2次世界大戦で、旧ソ連は2000万人を超す犠牲者を出しながらも対ドイツ戦に勝利した。連合国側の5大国として第2次世界大戦の勝者となった。それによって、国連安全保障理事会常任理事国の地位を得ることが出来た。しかしそのステータスはこのウクライナ戦争の結末によっては消滅するだろう。今回の侵攻で、ロシアは権利を自ら放棄したとも言える結果を招くことは間違いない。それは『戦後の終わり』を迎えるという意味でもある。新聞記事の中に、私と全く同じ意見の人を見つけました。
今の世界で『一番悪いのは何処の国だ?』と問われたら、最後に残る答えの国は「残念ながら日本」なのです。正しくは第二次世界大戦の敗戦国である枢軸国群なのです。ドイツ・イタリア・日本の三国同盟を中心とした国を指します。国連憲章には敵国条項が記載されているのですね。
かいつまんで書いておくと、第二次大戦に勝った5大国(米・ソ・中・英・仏)は自分たちの正当性を主張するために旧枢軸国を永遠に世界の敵(悪)であると定義づけておく必要から敵国条項を定めました。
ことの善悪にかかわらず、敵国条項に指定した国が自分たちに不都合なことを始めたら徹底的に芽をつめる。成敗してかまわない。他の国の同意は要らない。
この条項があるので『ソ連の敗戦間際、日ソ不可侵条約を破って対日戦争の参戦、シベリア抑留、南樺太占領、北方四島の占領は国際法上何ら問題は無いのです。ヤルタ会談で密約が出来ていたとされている。ほぞを噛み、唇を噛みしめて悔しさを情けなさを体現しても厳然とした事実である。そして、世界中の国が賛成すれば国連憲章は変更出来るのだが、世界中の国は取り合ってもくれない。

私はこの敵国条項のことを知ったのは15年ほど前だと思います。大ショックでした。これだけ世界の平和のために反戦争の為に努力している私達は何故理解されないのか。高く評価されないのか。ズッと疑問だった。その疑問は氷解したが、突き落とされました。ラストの世界戦争・第2次世界大戦後の戦後処理がもたらした底なし沼でした。日本(枢軸国)がルールを破れば厳しく攻めたれられ、他の国がルール破りをしても新しい道を開いたと高く評価される。例えば、名古屋オリンピック誘致の折りにソウルに負けました。ソウルの立候補は〆切りの翌日でした。完全なルール違反です。FIFAワールドカップの日韓合同開催も然りでした。日本開催を発表するばかりになっていたが、発表されたのは日韓共同開催でした。日本は同意していませんでした。チョット本筋から外れるが、最近の事柄(2017年)から掘り出せば、杉原千畝の「命のビザ」を中心とした杉原リストの世界記憶遺産への登録未遂事件です。太陽が西から昇らない限り登録は確実だと思われていた。誰もが信じて疑わなかったが何の説明もなく登録は見送られた。その理由はあれこれと詮索された。アメリカがユネスコを脱退した。イスラエルも脱退。日本は敵国条項の国だ。ユネスコは敵国条項の国の国民が第2次世界大戦中に行った人道的な行為を賛美する組織ではないということだ。

そのあたりの怒りの気持ちは『杉原リスト』世界記憶遺産登録見送られるに詳しく書きました。ご一読下さい。

その臥薪嘗胆の悔しさから脱却するチャンスが巡ってきた。世界で一番悪いのは『ロシア』だ。とならないかな。

冷静に考えれば、なる訳ない。怒り心頭に発しているアメリカであり、欧州ですが、最後には君子は豹変して、ロシアと笑顔で握手する。調子に乗ってロシアを非難し続けているとロシアから厳しい制裁をされるのは「日本」となりかねない。

 

                                        3月23日  脱稿

 

3月24日        木曜日        晴れ    午後曇り

プーチン大統領
ゼレンスキーウクライナ大統領の日本の国会演説に怒り心頭 
日本がロシアの敵対国に指定される。
 ゼレンスキー氏はこれまでイギリス議会での演説を皮切りに、カナダ、アメリカ、ドイツとNATO加盟国を中心に演説を行ってきた。加盟国以外で演説の場を設けたのはイスラエルに次いで日本が2国目だ。当事者でない日本があまり首を突っ込むとロシアの逆恨みを買うことになりかねない。

ロシアの国防相 総参謀長 そしてプーチン大統領の懐刀の特別代表も辞任した。
これは崩壊の前兆だが、ヤケノヤンパチで暴走をしなければいいのだが・・・。

とても大切な論点
 プーチンは核兵器を使うことを本気で考えているのか
例えば
プーチン大統領が核戦力の「特別態勢」への移行を命じた。「有名な黒いスーツケースと赤いボタンについてご存じだろう」とペスコフ大統領報道官が不気味な発言をした。
こうしたプーチン政権の核兵器を巡るあからさまな威嚇が続いている。そして、使うことを正気で検討している。それが最も懸念される。

常識的には可能性は高くない
 しかし、プーチンは可能性の高くないこと(民間施設への無差別攻撃、病院への攻撃、核施設への攻撃等)を平気で、何が悪いといわんばかりの態度で繰り返してきている。世界中の批判など全く聞く耳を持たない態度。
国際社会の規範に反することでもやるという行動が、「核兵器を使用する」という脅しに、信憑性を持たせている。
核をめぐるパワーゲームの主導権をプーチン大統領が握っていると言う状況を作り出している。一番あってはならないことは核を持っている、使うと脅した国の言い分が通って終戦を迎えることである。
ジレンマ
アメリカやヨーロッパが民主主義や人権の面で妥協してしまっては、核兵器で脅した側が利益を得るという先例をつくることになりかねない。
一方で、そうした価値を追求した結果、最終的に核が使われてしまったら元も子もない。

プーチンが過ちを認めて矛を収めて謝罪をし、退場する。
これはあり得ない。

核のタブー
プーチン大統領が“核の脅し”をかけながら、実際には使用せずに敗北を選んだとなれば、「やっぱり核兵器は使えない」という見方を補強する、

核の恫喝
今後、“核の恫喝”によって、自分たちの政治的な目的を達成しようと考える国が出てこないとも限らない。
とんでもない未来の問題を含んでいる。

NATOの二枚舌に騙されて核を放棄したリビアのカダフィー大佐はクーデターで倒され、殺された。死ぬが死ぬまで、彼は核を手放したことを悔やんだだろう。
北朝鮮も決して核兵器を放棄することはあり得ない。

結論
核使用の発言は基本的には脅しであるが、これまでは核兵器を持っていることが抑止力になっていたが、今は核兵器使用に準備をしないと抑止力にならない。
そして
人類存亡の危機に瀕する使用でなければ核の使用はあり得るのではないか。
局所的な小型戦術核の使用は充分にあり得るという判断が、普通になりつつある。
広島に落とされた原爆を基準に、威力が半分のものから、2%ほどのものまで小型核がある。
ある大学のシミュレーションでは、モスクワが核の威嚇射撃を行い、NATOがこれに小型の攻撃で応戦した。するとその後の核の応酬から発展した戦争で、最初の数時間に9000万人以上の死傷者が出た。これが単なるモデルではなくて現実味を帯びているところが空恐ろしい。

北大西洋条約機構(NATO)軍当局者は、露軍の死者が7.000~15.000人に登り、負傷者・捕虜を合わせた人的損失が3万~4万人と推計した。
旧ソ連のアフガニスタン侵攻(1979~89年)での10年間のソ連兵の死者は、トータルで約1万4000人。今回の侵攻で露軍には、予想を遙かに超えた甚大な損失が出た可能性がある。

3月25日         金曜日       快晴

ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリの市民がパスポートなどを没収されたうえで、ロシアに強制的に移送された。少なくとも6000人が実際に移送され、ロシア北部や極東のサハリン等が含まれている。77年前の日本兵のシベリア抑留と同じ事を考えている。
 
ロシア国内での今回の軍事行動に対する支持率は2月25日の開戦当時より3月19日の方が上昇している。不思議というのか、不可解極まる。

3月26日        土曜日       朝から雨  結構降る。夜も降る

CIA上席分析官
北朝鮮の金正恩氏に核兵器を放棄する考えはない。ここは私と同じである。その理由はリビアのガダフィー大佐の哀れな末路の歴史を学んでいるからだと私は推論していたが、もう一つ彼の根底を支えている出来事があった。
ウクライナは核保有国だった。1994年のブタペスト覚書で核を放棄した。その結果、ロシアのウクライナ侵攻を許した。そう結論づけている。

ブタペスト覚書
ウクライナ・ベラルーシ・カザフスタンが核を放棄数。その代わりこの3国の安全保障をアメリカ・英国・ロシアが保証するというものだ。が、2014年のロシアのウクライナのクリミア半島の占拠によってこの覚書は反故となった。

3月29日         火曜日        曇り 曇り  関東は寒い
  
ウクライナ軍東部戦線で攻勢 ロシア軍装備弾薬残して敗走のニュースがヤフーに掲載されている。ロシア軍の士気は高くない。

4回目の停戦協議がイスタンブールで始まります。
ウクライナ大統領は臨む姿勢として
「非軍事化」やロシアの傀儡(かいらい)政権樹立を意味する「非ナチ化」は「議論しない」
「中立化」については第三国がウクライナの安全を保証する文書に調印することで可能
「国民投票の実施が必要」と述べた。
ロシア軍を侵攻以前の位置まで戻すよう要求する考えを示した。

一方、ロシアの主張・要求
ウクライナの中立化
非武装化
非ナチ化
2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島をロシア領と認め、東部の親ロ派支配地域の独立を承認する

合意の成立の可能性があるのは中立化だけかな。
NATO加盟を諦める。軍事的中立を確立する。しかし、ウクライナは2019年の憲法でNATO加盟を唱っている。

3月30日          水曜日        晴れ  暖かい

「毎週、毎月と戦争が続けば続くほど、情報機関がクーデターを起こすリスクは高まっていく」 欧米の諜報機関の情報。

ロシアとウクライナ 停戦交渉で一定の譲歩示すも停戦実施の可能性は不透明
ロシア    首都キエフ周辺などで軍事作戦を大幅に縮小
南部、マリウポリへの侵攻はこのまま拡大を継続
ウクライナ NATO構への加盟に代わる関係国との新たな安全保障の枠組み
クリミア半島の帰属については今後15年間の協議
両首脳会談 「外相レベルでの承認があって初めて可能となる」

ウクライナは自国にあまりに不利な一方的な和平は拒否だがなんとか和平に持ち込みたい。国民が疲弊しきる前に、国土が荒廃してしまう前にある程度の道筋を立てて、銃声の、空襲警報の聞こえない日常を取り戻したい。
一方ロシアは思わぬ苦戦を強いられている。こんなはずじゃなかったとほぞを噛んでいる。世界中の反発を受けている。が、ロシア国内の治安は落ち着いている。中国とも手を組んでいる。インドもロシアの立場に理解を示している。それほど慌てふためかなくてもいい。消耗戦になってもいいぐらいの気持ちでいる。だから停戦交渉はするが、停戦はしないのが現状です。交渉はあくまでジェスチャーです。

 

3月31日       木曜日

 河野前統合幕僚長「日本も最悪想定し備えを」

この場合の最悪とは何を意味するのですか。どんなことを想定しての発言ですか?

私は、アメリカとロシアが和解する。ロシアは北方四島を完全にロシア領にする。その事をアメリカも認める。そして、ロシアは北海道を虎視眈々と狙い始める。中国は尖閣諸島を自国領とし、海底油田開発も進める。日本が両国を非難しても、世界中誰も見向きもしない。日米同盟は存在するが、国連の敵国条項はその上に位置する。一段上の決まりである。

ロシアの今回の行動を正当化することは絶対に出来ない。が、図に乗って制裁に加担し、ロシアを非難していると思わぬ事態を招きかねない。

『君子は豹変する』  

非難の応酬をしているアメリカとロシアが手を結ぶことは充分に考えられる。ロシアに核を使わせないで戦争を終わらせるためには飴が必要である。その飴とは何かということを真剣に考えことが『最悪を想定する』ことです。

プーチン氏に戦況の誤情報か、側近「イエスマン」が真実報告恐れ
実際の状況よりも事が順調に進んでいると報告を受けている。イエスマン』に囲まれ、長テーブルの端に座っていることに起因しているのだろうとコメント。

マリウポリは、「ひどい状況だ。すでに36日間、ロシアの攻撃にさらされている。水、食料、電気、暖房、通信手段もない。水がないのが死活問題だ。人道危機の一線を越えている」
ロシアもここは引き下がらないといけません。


ロシアがウクライナに侵攻する理由に挙げていた一つにこんな事があります。
日本もロシアも『脅威』を理由に戦争に踏み切った。
太平洋戦争について、日本の完全なる自衛戦争だという主張の人達が日本の保守層には多い。
その人達に聴きたい。今回のロシアの戦争に踏み切った言い分をどう捕らえるのか聞きたい。ロシアも安全保障上の脅威を理由に開戦に踏み切った。日本が、日中戦争、太平洋戦争に突き進んだのと同じ理由だ。日本もロシアも自国が他国から攻撃された訳でもないのに『脅威』を理由に戦争に踏み切った。戦争責任を日本が負ったように、ロシアも戦争責任を負うべきだ。

今回早々とロシアとは戦争をしないと宣言したアメリカの対応をよく考える必要がある。
本当に、日本が戦争の巻き込まれた時に、米国本土が犠牲になる覚悟で米国本土にある核を撃つ姿勢を見せてくれるのか?大いに疑問だ。
自国は自分達で守るべきだということがよく分かった。と言うのか、常に同盟の絆を確認しておかないと気がついてみたら蚊帳の外ということになりかねない。

                              令和4年 4月01日   脱稿

 

 

 

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