佐藤クリニックロゴマーク

ウクライナはどうなるの? 2022年2月

2014年(平成26年)2月の記録から 
ウクライナ・・・EU寄りの北西部(キエフが首都)とロシア帰属を望む南西部との対立が根底にある。2004年のオレンジ革命以来政権が安定しない。今回は、EU帰属を決めた法律を大統領が反古にしたことが、発端になった。。2013年の年末からデモ・暴動が続き、遂にヤヌコビッチ大統領は追い出された。対立の根は深いからね。ユーゴの時のように分割・内乱にならなければいいのだが・・。
2月28日
ヤヌコビッチ元大統領はロシアに亡命師、そこで記者会見を開く。私が今も、選挙で選ばれた正当な大統領である。今のは、親欧米勢力のクーデーターで出来た傀儡政権である。ロシアの援助を希望する。
クリミア半島では親ロシア勢力が占拠し始める。簡単にはいきそうにない。欧米の自由主義(民主主義)とロシアの全体主義(覇権主義)の対立である。そして、西洋のエネルギー源(ヨーロッパの天然ガスの40%はロシアから供給)がロシアが握っているからね。
3月2日
ロシアはクリミア半島への派兵を決める。ロシア人の安全と自由を守る為である。
アメリカもEUも激しく反発する。「ロシアの行為は戦闘行為と見なすと!!』と恫喝をする。が、勝手に自分の利益だけで他国の領土に踏み込むのは湾岸戦争のアメリカと同じような気がする。
3月3日
対立は決定的になる。2008年のグルジア紛争介入以来の険悪な雰囲気です。アメリカの説得に耳を貸さない。「元々、クリミアはロシア領だった。」「ウクライナに譲った(仲間内だから貸す)のだね。」・・かと言って何をしてもいい訳ではない。
3月4日
泥沼
アメリカはソチ・パラリンピックへの選手の派遣はするが、議員団の派遣を中止、イギリスも倣う。軍事衝突にはならないだろうが、経済制裁はあるだろう。ソチで開催予定のサミットは流会になる。ロシアはG8から追放される。そして、ロシアの孤立化を狙うだろうが、クリミアを手放すことはない。EUとアジア圏の間の経済同盟の一員として重要な国である。

<<振り返ってみると>>

1968年

旧ソ連の戦車部隊がチェコスロバキアの「プラハの春」を20万の兵士と戦車で踏みにじったのはメキシコオリンピック(1968年)の直前であった。ブレジネフドクトリン(制限主権論)が発表される。

1979年
1979年、ソ連は共産党の傀儡政権の維持が危うくなったのを観て、突然アフガニスタンに派兵・駐留した。世界的にも大事件だった。この翌年(1980年)がモスクワオリンピックでした。

2014年
今度はお膝元のソチで冬季オリンピックを開催中(2014年)に、チョットした隙にクーデターを起こされ、親ロシアの大統領は追い出された。ロシアに抜かりがあった。心の隙を突かれた。そして、あっという間に現職の大統領が追い出された。その後の政権を欧米各国は承認した。
3月11日
プーチン大統領の高笑いで終わるだろう・・・・それをじっと見ているのが中国である。ロシアの如何なる弁明も空虚に思えるほどの乱暴極まる手法・手段によるクリミアの占拠と支配は、南シナ海での中国の覇権主義とも相通じるものがある。プーチンが分別を持ち、占領を思いとどまるという期待、民主主義が、資本主義が最終的には勝つという期待値が高すぎる。それは結婚と同じ危うさをもっている。
3月18日
ロシア人にとってウクライナがもつ精神的な意味合いは大きい。ロシア民族の国家はキエフにできたキエフ公国(キエフ・ルーシ)に端を発しているという歴史がある。ウクライナがEU側につくことは面白くない いや、極めて不愉快である。のど元に匕首を突きつけられた危機感を持つ。EUにとってのギリシャと近いかも知れません。

クリミアのウクライナへの移管
クリミアの住民投票の結果は「ロシアへの編入」である。当たり前だですよね。そもそも、クリミアはロシアが18世紀頃に自国領に編入した土地である。そして1954年に、当時のソ連のフルシチョフ首相(ロシア人だが若い頃はウクライナで働いていた)が、気軽にウクライナに移管した。・・その理由はなんですか?と問われたら「どこの国でもソビエトのものである。」簡単に言えば、言う事を聞けば貸してやるよといって貸しただけだ。・・勿論ロシアのものだよ。『ウクライナのたいするロシア人民の偉大なる兄弟愛と信頼の更なる証し」という名目だった。ロシアの軍港も2045年までの租借を認めていた。それをソチオリンピックのどさくさに紛れてクーデターを企てて倒した。ロシアからは離れる。EUに加盟する。NATOも加盟する。租借権はなくなる・・ロシアからすれば、認められないですよね。
3月19日
プーチン大統領の声明
1.西側諸国は歴史的過ちを正す・・
2.クリミアは強く安定した国の一部でなくてはならない ボスニアから独立したコソボを例に挙げた・・・住民投票の正当性
3.ロシアにウクライナ支配を拡大する意図はない
4.西側はキエフの新政権支持で「レッドライン」を越えた
 プーチン氏は、キエフの新政権は2月のクーデターで違法に権力を握っており、西側諸 国が新政権の側についたのは偽善的だと批判
1.ロシアは制裁を気にしない
3月21日
米、国連大使はロシアを「泥棒」呼ばわりをした。「盗んだからといって所有権が変わる 訳ではない」
ロシア大使「1954年のロシアからウクライナへの帰属変更は住民投票もなく、一方的で誤りだった。今度はクリミアの帰属変更だ・・・
お互いに制裁を始めた。冷戦後最大の危機である事は間違いない。
G8から追い出されることは了解済みだ。G20を重要視している。

2014年9月  ミンスク合意
ウクライナ政府と親ロシア勢力の間で交わされた停戦合意

2015年2月  ミンスク合意 2
ウクライナ・ロシア・フランス・ドイツがこの議定書に署名した。


以上が、私の記録帳に残るクリミア半島とウクライナ情勢のその当時の分析であり、新聞記事からの抜粋である。その後、火種はくすぶり続けているのだが、昨年末ぐらいから冬の北京オリンピックに合わせて慌ただしくなり、風雲急を告げている。

ウクライナは世界の穀倉地帯です。ロシアとウクライナ(黒土地帯)の小麦の輸出量は世界の25%です。そして天然ガスの生産量と輸出量も多い。ロシアが小麦と天然ガスのことを言い始めると西欧諸国はチョット足並みが乱れますね。特にドイツは困る。

2022年(令和  4年)  北京冬季オリンピック開催年

1月23日
ウクライナ情勢はきな臭い。NATOに加盟させない約束を、EUに加盟させない約束をとロシアはねだるが、迫るが、それは無理かな。でも8年前から同じ主張ではある。
ロシア10万の地上部隊をウクライナ国境に配備。バルト艦隊20隻出港
オディッサに上陸させる構え
アメリカも8000人の部隊に派兵出兵準備を命令 外交官の家族に国外退避を勧める。
ロシアもアメリカもアフガニスタンの苦い思い出があるから衝突することはあるまい。ましてや北京オリンピックは目前だよ。
欧州は、ドイツはロシアから天然ガス(40%)を輸入している。ロシアは『エネルギー輸出とウクライナ問題は関係ない』と盛んに牽制し、制裁をちらつかせる。
ロシアのしてみればウクライナはロシアの故郷である。思いは深い。その国にアメリカのNATOの軍隊が押し寄せてくるのには大反対だろう。ましてやEU加盟など認められない。1997年の軍事境界線まで下がれ。いっそのこと併合してしまえと言うところかな。
4ケ国協議『ノルマンディー形式』仏・独・ロシア・ウクライナが始まる。

ウクライナのゼレンスキー大統領
アメリカ・NATO から武器・弾薬の供与を受けている。
ユダヤ系 俳優から大統領になった・・立身出世の人
2月12日
バイデン・プーチン電話会談。お互いの意見の交換に終わる。このまま膠着状態が秋まで続く。開戦は出来ない。

2月17日
ロシアは「レッドライン(越えてはならない一線)」を無視していると不満を表明。
武力衝突相次ぐ。ロシア側の武装勢力とウクライナ軍がお互いに発砲を繰り返し、お互いに非難している。ここにロシア軍が介入する。何時ものバターン。
ロシアのウクライナ侵攻が現実味を帯びてくる。
小競り合いが始まった。ウクライナ軍とウクライナ東部を占領する親ロシア部隊
・・非難の応酬。→ 休戦協定 → ロシアの占領が既成事実化→膠着状態
ロシアも長い間の経済制裁で苦しいが、アメリカもアフガニスタン戦争、対テロ戦争そしてコロナで大部疲弊している。
事実、有事のドル買いと言われていたが、ドルは騰がらない。
 「強く出ない」バイデン政権の姿勢を見透かした?
 ――バイデン米政権はアフガニスタンから撤退するなど、対外的には引き気味な「弱い姿勢」だと見られています。


極超音速ミサイル   戦争の在り方を変える「ゲームチェンジャ」

マッハ 5.0以上で飛ぶミサイル。
ICBM(大陸間弾道弾)は、マッハ10.0以上で翔ぶが、基本的には宇宙空間に打ち上げて落ちてくるだけなので標的や、軌道を絞りやすく、迎撃技術も進む。
 探知が極めて難しい。 標高100キロ以下の比較的低いところを飛ぶ。飛行可能距離は1000キロぐらい。弾道ミサイルならば12分前に捕まえることが出来るが、これは6分前にならないと感知出来ない。
小型で小さい、熱源もすくなくて済むので発見が難しい。地上レーダーでは殆ど捕まらない。捉えた時には迎撃は1回しか出来ない。
自由に軌道を変えることが出来るので予想が難しい。
 このミサイルの脅威に対処し無力化するためのデーターが不足している。
終末高高度防衛(THAAD)では不十分かな。広い範囲を防御出来ない。
ロシアが先行している。
 『アバンガルド』を2019年後半、世界で初めて配備した
中国も
 19年の軍事パレードで「DF―17」を披露。
アメリカ
その重要性を認識していなかった。開発が大きく遅れている。
アフガニスタン戦争やテロとの戦いで戦費を消耗し疲弊している。
北朝鮮
 国の金庫を空っぽにしてロシアから技術を導入したと言われている。
 今年1月6日、極超音速ミサイル(火星 8号)を発射し、約700キロ離れた標的に命中。
軍人さんは兎に角戦争がやりたくてしょうがない。極超音速ミサイルを使いたくてうずうずしている。


ロシアの最終的な狙いはウクライナの中立化と弱体化が実現できるかが、ロシアにとっての焦点になる。ロシアのプーチンの面子が立つようにして収束を図らないと踏み外す。世界戦争になりかねない。

2月18日

ロシアのウクライナ侵攻が現実味を帯びてくる。
小競り合いが始まった。ウクライナ軍とウクライナ東部を占領する親ロシア部隊の間。
・・非難の応酬。→ 休戦協定 → ロシアの占領が既成事実化→膠着状態
ロシアも長い間の経済制裁で苦しいが、アメリカもアフガニスタン戦争、対テロ戦争そしてコロナで大部疲弊している。
事実、有事のドル買いと言われていたが、ドルは騰がらない。

2月19日
お互いに何時でもかかってこい。挑発には乗るぞと臨戦態勢整う

米報道官「ロシアはウクライナ攻撃の態勢固めたと米政府は判断」
国境近くに19万人のロシア軍が駐留。1月末には10万人だった。

ウクライナ大統領、早急な対ロ制裁を要求
ドイツのショルツ首相「欧州が再び戦争の危機に直面している」
ハリス副大統領  「ロシアの金融機関と主要産業を標的にする」と制裁対象を明言
EUのフォンデアライエン欧州委員長は「ロシアからの天然ガスの供給が完全に止まっても、我々はこの冬を乗り切れる」
ジョンソン首相はロシアの侵攻を中国の台湾侵攻の同時進行に対処を呼びかける

ウクライナへの侵攻はあるだろう。それに対して世界中が非難をする。撤退を求める。拒否をするロシア。が、安全保障理事会は非難決議案も制裁も裁定することが出来ない。

私が危惧するのは極超音速ミサイルの登場である。ゲームチェンジャーになるといわれている兵器が欧州でつかわるとなると事態は深刻です。

                                         2月20日  脱稿

2月21日

いくら何でもこんな打算でアメリカが動いているとは誰も思っていない。思っていないがひねくれ者の一部の思想家はこんなふうに曲解している可能性もある。
つまりウクライナで戦火を交えることになれば
米軍はアフガン撤退の際に失った信用を取り戻す絶好の機会になる。名誉挽回だそうです。
アメリカ軍事産業を潤す。所謂戦時特需の出現です。コロナ禍で弱った経済への格好のカンフル剤になる。
欧州向けの液化天然ガス(LNG)輸出量を増加させアメリカ経済を潤して、秋の中間選挙に有利となる。人気の無いバイデン大統領としては少しでも景気回復と人気挽回を図りたい。原油高とLNG高はアメリカにとって非常に好都合なのだ。

そうこうしている間にマクロンフランス大統領の積極的な外交が効を奏して両国の首脳会談開催に合意というニュースが伝わる。反目し合ったままだが、相手の言い分に耳を傾けるという姿勢の表れです。
良かった。善かった。

2月22日(火曜日)

起きてビックリ
ロシアのプーチンさん
 親ロシア派の武装勢力が不法に占拠し支配している地域をめぐり「ウクライナ政府側が停戦合意を守らずに攻撃を続けている」と非難。そして、「独立と主権を速やかに承認することを決断する必要がある」と述べ、独立国家として承認する大統領令に署名。しかし、ウクライナに侵攻した訳ではありません。ましてや武力攻撃をした訳でも有りません。
アメリカは、西欧諸国は『虚』をつかれました。
そして、盗っ人猛々しいにもほどがあると思うのですが
国防省に対して「平和維持」を名目に、ロシア軍を現地に派遣することを指示しました。そして、ウクライナの東部にロシアの正規軍を派遣して占領させました。

2月24日           木曜日         快晴
ウクライナは本格的にきな臭い
ロシアはやる気満々

ロシア軍がウクライナで軍事作戦
プーチン大統領「軍事作戦を実施する」(日本時間 24日正午)
バイデン大統領「プーチン大統領は破滅的な戦争を選んだ」
ウクライナ外相「ロシア 全面的な侵攻開始」
        「世界はロシアに責任をとらせる」

午後10時過ぎ
ロシア軍は24日、ウクライナの軍事施設に対する攻撃を始めたと発表し、ロシアによる軍事侵攻が始まりました。攻撃は東部だけに限局せず、首都のキエフ周辺の施設にも攻撃を始めた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は全土に戒厳令を敷く。

2月25日(金曜日)

ロシア、ウクライナに軍事侵略

首都攻撃  南北から地上部隊。

狙いはNATO加盟阻止 そして  欧米自由主義とは範疇を別にした、哲学(方程式)の異なる国家を建立すること(誇大妄想そのものだ)

ウクライナの首都キエフへの侵攻を開始
『最も困難な日になる可能性がある』
チェルノブイリ原発を管理下に置く・・・・怖い事態ですね。
放射能危険物を持ち出されたら、誰も止めることが出来ない。人質に取られたらギブアップしかない。
「現時点で核廃棄物の貯蔵施設の状態は不明だが、欧州におけるフォールアウト(核爆発による放射性物質の地上降下)を引き起こす放射能漏れの恐怖に拍車を掛けている」
36年振りに死の灰が欧州に降る!!
追い詰められれば、プーチンは己の野望のためにやりかねない。
そもそも、ウクライナにはフランスに次いで多い16基の原子力発電所がある。これらが攻撃の対象となり、稼動状態がコントール不能になると世界中が凍り付く。

プーチン大統領、核兵器の行使を再び示唆
「邪魔する者は歴史上で類を見ないほど大きな結果に直面するだろう」
が、核兵器はたいしたことはない。それは広島・長崎で証明されている。
原子力発電所の暴発に比べれば些細なことかな

ウクライナでの無法行為を黙認する?ウクライナはNATOの加盟国ではないので守る義務はない。ロシアと直接交えたくない。そもそも、ウクライナがNATOへの加盟を諦めればこんな大事態には発展しなかったのだという苦い思い。ウクライナの執拗なまでの反ロ的言動を繰り返すウクライナ政権を嗜めることを怠った。
が、今回を放置すれば、当然次が起こる。次とはどこかと言えば、中国の台湾占拠である。
人ごとではいられなくなる。

他国への侵攻は第2次大戦後の国際秩序に対するあからさまな挑戦だ。放置すれば、アジアなどでも同様の行為が起こりかねない。


トランプ氏、プーチン大統領称賛 親ロ派地域の独立承認「天才的」

一体全体世界は、この21世紀の地球人ははかくもおろかなのか!!

どうにもならないと思い込んでいた矢先に吉報が飛び込んできた。
ロシア、ウクライナとの協議のためミンスクに代表を送る用意との報道

ロシアの交渉条件はウクライナの中立化(NATOに加盟しないとの確約)と非軍事化

2月26日         土曜日        快晴    マイナス1℃

「ウクライナが協議拒否」 ロシア

ロシア大統領報道官は、ウクライナがロシアとの協議を拒否したと述べた。協議をロシアと同一歩調を取っているベラルーシの首都で開催することはウクライナとしては飲めない。

ウクライナはポーランドでの開催を提案する。

ロシアとウクライナの協議再会に向けてNYは大幅に戻しましたが、その後のニュースを読んでいると、ロシアはキエフに侵攻し続けている。ウクライナも抵抗し続けている。

世界各国でロシアのウクライナ侵攻に対して抗議デモが起こる。
ニューヨーク  東京  そしてロシア国内でも各地(40ヶ所以上)で無許可のデモ集会が開催されている。ロシアのあまりの暴挙に対する抗議デモは大きくなるだろう。誰もが恐怖感を抱く。
『プーチン以外は誰も戦争を必要としていない』

ゼレンスキー大統領を応援(彼の個人的な魅力を少し・・・)

ウクライナのゼレンスキー大統領 の私服姿の動画がチョット人気かな。
人気と言うよりもこのあまりに理不尽はロシアの蛮行とそれに立ち向かおうとする率直なウクライナ人の気持ちを代弁している。

24日
「われわれはエルサレムでの交渉を望んでいる。イスラエルは戦争の仲介ができる国家だ」
 ゼレンスキー大統領はユダヤ系である。イスラエルは今のところ態度を表明していない。中東紛争ではロシアと協定を結び、シリアを牽制している。立場を明確にしていない。

 「私はここにいるし、武器は捨てない。私たちは自分の国を守る」
「私たちにとっての武器は私たちの真実だ。真実とは、私たちの土地であり、国であり、私たちの子どもたちであり、私たちはこれらすべてを守る」ロシアから処刑される可能性をめぐり「自分は敵の1番の標的で、家族が2番目だ」と語り、キエフから脱出して、亡命政権を樹立の提案にたいしても、「戦いはここで起きている。必要なのは弾薬であって、脱出手段ではない」と、拒否した。

彼の死を覚悟した姿勢は、今、国民が一丸となって守っている新しいウクライナの証し。

死が本当に眼の前にある状況での彼の肝の据わった姿は観るべきものが有る。ロシアは400人からなる暗殺部隊をウクライナに派兵していると言われている。

 


25日
 「多くの都市が攻撃を受けている。特にキエフに注目が集まっているが、首都を失うわけにはいかない」
国外逃亡がSNSで流されたその晩、自撮りの動画で首都防衛を訴える。
「皆さんこんばんは」と呼びかけたうえで「私たち(大統領と政府首脳)は皆ここにいる。兵士もここにいるし、市民もここにいる。私たちは独立を守る。ウクライナに栄光あれ」
26日
 『ウクライナを防衛します』「武器をおいたりしません』『私達の武器こそ私達の真実だからです』
『今こそ長きに亘った議論を終わらせ、私達をNATOにEUに加盟させる時です』」
2019年の大統領選挙の時彼はこう言っていた。
『絶対に皆さんをがっかりさせない』と。
ただ、あの時の約束がこんな形で試されるとは思ってもみなかったでしょう。

私はこのウクライナが産んだ新しいヒーローを応援する。

2月27日       日曜日       朝  2℃   12℃  晴れ曇り

ロシアの軍事侵略に大反対です

今日もウクライナの戦火は拡大の一途である。
25日の夜には停戦協議受け入れのニュースが伝わり、世界中に安堵感が漂ったが、昨日の晩にはウクライナが協議を拒否し、ロシアはキエフの侵攻を再開した。ロシアが示した休戦協議の条件は「ウクライナの中立化と非軍事化」である。この交渉条件では、応じられない。決して戦況はウクライナに不利ではない。

ロシアの主張も、危機感も分からないではない。国が国に対して抱く感情として正しい語法かどうかは知らないが、悔しいだろう。だからといって核を保有する超大国ロシアが、ソ連崩壊後楯突くことが多くなり西欧になびき始めたウクライナに問答無用とばかりに踏み込んでいいのかという根本的な問題では譲れない。しかもこの間まで兄弟国だ。ロシアの祖国はウクライナだとプーチンは嘯いていた。
その国の方針はその国の国民に決定権があるはずだ。ロシアにしてみると自分達の心の故郷であり、古くからの友人であり、共に手を携えていこうと思っていた国だからこそ、愛着もあるだろう。離反していく行動には容認しがたいところがあるだろう。それでも武力侵略は絶対に許されない。許さない。
越えてはいけない一線だと思う。
私はロシアの軍事侵略に大反対です。

アメリカ
アメリカはバイデン政権の弱腰を見抜かれている。アメリカ軍を派遣することはないと早々に発言。アメリカとロシアという超核大国同士が直接交えるとなると核戦争の危険性が出てくる。
2月にミャンマーのクーデータがあったが、アメリカはノータッチだった。8月には20年続いたアフガニスタンから一方的に完全撤退した。その後の大混乱には全く関心を示さない。今度のこともウクライナはNATOの加盟国ではないから派兵して領土と国民を護る義務はない。

バイデン大統領は『派兵をしないのは第三次世界大戦を勃発させないためだ』と言っているが言い逃れに過ぎないとみている。
 ロシアによるウクライナ侵攻について「選択肢は二つある。ロシアと戦争して第三次世界大戦を起こすか、国際法を犯した国にその代償を払わせるかだ」

2300
ウクライナ、ロシアと協議で合意 前提条件なしと外相
仲介したのはイスラエルです。
しかし、ロシアの停戦交渉条件はウクライナの中立化と非軍事化・・要するにウクライナに丸裸になってロシアの軍門に降れと・・・。

2月28日      月曜日        快晴

大統領を讃える

ロシア軍の攻撃に対して首都キエフに留まり日に何度となくSNSを通じて国民に呼びかけている。的確にそして士気を誇負するようにそして誠実に・・。
その姿が注目されている。
大学で経済学を専攻したが、コメディアンとしてかつやくしていた。4年前、TVドラマに出演し、ひょんなことから大統領になってしまう高校教師を演じ人気を博する。これが後に現実になる。政治的経験は全くなかったが大統領選に立候補し勝利してしまった。
有権者の声は、プーチンにハッキリ『ノー』と言える政治家は彼を置いてはいない。
そして理不尽極まるロシア軍の攻撃が始まると彼は前線を積極的に視察し、兵士に呼びかけ鼓舞し続けている。『私達はただ、ウクライナの独立の話をしています。自分達の望むことを決断し、やるべき事を決断しています』
『私はあなた方を決して失望させない』

ウクライナ国内で拡がる反ロシア感情
怖かった  本当に怖かった
デモ今は必死に火炎瓶を造っているわ。
ロシアを追い出すまで戦う

ロシアタンクの前に立ちふさがり停止を叫ぶ男性
神様   天安門事件はそのままひき殺したがロシアは迂回しました。

市内を警備するロシア兵に必死に抗議する女性
答えに窮するロシア兵
感動的な場面ですね。

世界中で抗議デモが繰り広げられている。

ゼレンスキー大統領にノーベル平和賞を
ずいぶん揶揄(やゆ)されたが、実際に危機になったらとんでもない指導力を発揮していると評価されている

木村太郎氏
「10日続けばロシア破産」ウクライナ側の情報紹介 
「死亡ロシア兵帰還」がカギ
これまでに4300人の死者・・・大きな誤算です。

ウクライナ義勇軍の領土防御軍(TDF)にはすでに約13万人が志願入隊した

2018年以降、トランプ大統領時代に導入した米国産ジャベリン対戦車誘導ミサイルがロシア軍の進撃を阻止する「抵抗の象徴」に浮上している。イギリスからも対戦車砲が導入されている。

永世中立国スイス、ロシア資産凍結する公算大=大統領
日本
プーチン大統領の資産を凍結した。日本としては画期的な一歩進んだ判断です。

アメリカ国防総省
“ロシア軍は主要な都市は制圧できていない”
兵士の士気が高くない   演習だと思っていたら実践だった。
ウクライナ全国での抵抗  制空権をウクライナ軍が握っている。

ロシアとウクライナは兄弟国だ。その兄弟国のウクライナを強くして手を繋ごうと言っていたのに、今やっていることはウクライナへの軍事侵攻であり、無差別殺戮である。

ウクライナの世論調査   
ロシアを撃退出来る       70%
ゼレンスキー大統領の支持率   91%

ベラルーシで停戦協議が始まった。
ウクライナの中立化と武装解除、そしてクリミア半島のロシアの主権の認定を求めるロシアと即時停戦と侵略軍の撤収を求めるウクライナの交渉である。あまりに要求がかけ離れている。即時停戦とはならないだろう。
ウクライナが勝ことは困難極まるが、ロシアの言い分が通った停戦、終戦も避けなければならない。世界中に悪い前例を残してしまう。
顔合わせ程度ですね。

ウクライナ外相「ウクライナはロシアに降伏、降参する用意無し」

 

 

電話・FAX

TEL.0574-43-1200
FAX.0574-43-9050