東日本大震災を東北で経験し世界で活躍する３人の若者

松山英樹　　　
１９９２年　２月産まれ
　　愛媛県松山市出身　　明徳義塾中学・高校から東北福祉大学へ進学。一年生の３月に東日本大震災。

マスターズで優勝　　　　　２９歳
２０２１年４月１２日
　日本中が大騒ぎです。
江場君と楠美君が昨日の３日目からライン上で大騒ぎをしているので私も数年振りにプロゴルフの大会をテレビで見ました。
　　昨日の深夜から日本中が大騒ぎ。最後は追い上げられ、1打差の優勝でした。マスターズの優勝です。勿論日本人として初優勝です。4大メジャー大会の成績では２０１７年の全米オープンの準優勝（同年の全米プロで５位）が最高です。２０１１年、東日本大震災の直後、仙台の避難所（東北福祉大学在学中）からマスターズに初参加しました。そして２７位と大健闘してベストアマを獲得。それから１０年､１０度目の挑戦で登り詰めました。世界の松山になりました。

午後は松山のプレーを振り返る番組を見ながらログハウスでお昼寝です。

「もらい泣き」「男泣き」の５５秒
話題になっているのはTBSのアナウンサー小笠原のもらい泣き。解説者の中嶋常幸、宮里優作が感激の余りに感極まって泣き始めた。オーガスタで毎年４月に開催されるマスターズ大会のゴルフ界に占める輝き、この１０年間の松山のひたむきな挑戦、何よりもいつの日にか日本人にこの大会で優勝して欲しい。それが出来るのは松山以外にない。だから応援するのだ。色々の感情の入り交じった感激であり、涙なのだと思う。その２人が肩を震わせて泣く姿を見て小笠原も感極まった。彼も松山との付き合いは古い。２０１０年からだそうです。スポーツ実況中継中に５５秒も音声が出ないのは珍しいことだ。しかし、オーガスタの実況中継には言葉は要らないという評価もあるゴルフ・コースなのだそうです。
世界のゴルフ界の大御所の賛辞を書いておこう。
ニコラウス
「ヒデキ・マツヤマがマスターズ・トーナメントで優勝し、日本人男性ゴルファーとして初めてメジャー大会を制覇したことに、心からのお祝いを送りたいと思います。ヒデキだけでなく、日本のゴルフ界全体にとっても大変嬉しく、喜ばしいことです」
「ヒデキもまた、彼の国にとって永遠のヒーローとなるでしょう」
タイガーウッズ
　「ヒデキは日本の誇りです。ヒデキ、そして日本にとって、このような大きな成果を成し遂げたことを祝福します。この歴史的なマスタ―ズの勝利はゴルフ界全体に影響を与えるでしょう」

中嶋は「後半が苦しかったから本当によかった」、「英樹おめでとう、本当によかったなあ。こんなにうれしい日が来ると思わなかった。日本に帰ってきたら1度袖を通させてくれ」
宮里優作「こんな日が来るなんて。ありがとうと言いたい」

一大ゴルフブームが来そうですね。それでなくても、コロナ感染症が世界中を席巻し、３密が叫ばれ、ソシアルディスタンスの指導がうるさい時代･･スポーツとしてのゴルフが脚光を浴び始めているところである。それに火がつきそうですね。

あの大震災の年の初出場から１０年。コロナ禍の中、２９歳が成し遂げた快挙を心から祝福したい。

２０２１年４月１２日

松山のマスターズ優勝について「残念ながら、あえて言うなら日本のマスコミの報道が小さいかなあって。どんだけ大げさにしたって過大評価でも何でもないと思うんですね。ゴルフでこれ以上のことはないんで」という記事をどこかで見つけました。
男子ゴルフの人気の低迷と連動しているかな。
私のゴルフ熱
青木・尾崎の「AO」対決時代､続いて倉本が活躍し、続いて中嶋常幸がプレーしていた頃はよく観ていましたが、藤田の時代の終わりと共に殆ど見ることがなかった。世の中の男性を惹きつけて止まない女子プロの試合も殆ど観戦（鑑賞？）していません。
ゴルフそのものは､岐阜関カントリークラブの会員権を義父→義母から贈与されたのは３年前です。俄然やる気になりました。と言うより、７０歳を迎えて何時までもランニングでもあるまい、人様が楽しんでいるスポーツを始めて腕前が人並みになったらお仲間に入れて貰おう方向転換を企んだ。思い始めたが、私の思惑とは反対に全く上達しない。
一流のカントリークラブのメンバーになれば、熱の入れ方も違うだろうという私の思惑はピタリだった。足繁く通い始めている。が、上達は遅い。水前寺清子の『３６５歩のマーチ』さながらである。『一歩進んで二歩下がる』遅々たる進歩もない。
ゴルフの金の格言
ゴルフは練習すればするほど下手になる。
ゴルフは練習は要らない。その為にハンディキャップが有るじゃないか

身の回りのエピソード
義理の甥の隼ちゃんに教えたが、彼はその名前を知りませんでした。松山の優勝ほどではないが、ビックリです。　日常生活、通常の生活をしていれば１度や２度耳にしている名前だと思うのですが、　チョットずれがありますね。

蛇足
６月には全米女子プロで笹本優花が畑岡奈沙とのプレオフに勝って優勝しています。

渋野日向子が全英オープンに初出場初優勝という荒技で世界中のゴルフファンの度肝を抜き、話題を独占したのは２０１９年のことです。

東京オリンピック　　２０２０　　　　男子ゴルフ

２０２１年７月３０日（金曜日）
　松山英樹　　７アンダー
７月３１日（土曜日）
　松山　　４アンダー　　
　１打差の２位につけました。
８月０１日（日曜日）　　　ゴルフ最終４日目　　　
前半は、首位のシャウフェレに５打差まで広げられました。その後松山が１打差まで追いつき、お互いに譲らずそのまま後半インに勝負は持ち越されました。
我らが松山君は１５．１６．１７．と悉くバーディーパットを脱しました。アメリカのシャウフェレが１７番でバーディーを取り､そのまま逃げ切り金メダル。そして７人でプレーオフです。金･銀メダルではなくて銅メダルのプレイ･オフです。残念ながら松山は四位タイで終わりました。優勝は当然プレーオフで勝者を決めるべきですが、銅メダルならば、メダルの制作費もそれほどでもあるまい。７人全員に与えたら良いのにと口惜しいタカさんは思っている。松山を２日目から応援していました。マスターズの再現はなりませんでした。
アメリカのシャウフェレが１７番でバーディーを取り､そのまま逃げ切り金メダル。
深紅、朱色の帽子･紺のシャーツ･白のズボン　　どちらかと言えば小柄です
シャウフェレは今年のマスターズで松山が優勝した時最終組で競ったプレーヤーです。

２０２２年１月１４日（月）
ソニーオープン･イン･ハワイ　　で優勝
１９８３年、青木功がハワイ･オープンで米国ツアー初優勝した同じ大会で優勝しました。
　２打差で最終日を迎え、一時５打差まで差を広げられ日本中に諦めムードが漂った。１８番最終ホールでバーディーを決めて、スコアーがトップのヘンリーと並びプレーオフになった。　プレーオフ１ホール目、第２打を３Wで２４０メートル飛ばし（初速は２８８キロ）　ピンそば１メートルに着け､イーグルをとって優勝する。

２０２１年１０月
ZOZOチャンピオン･シップでも優勝しました。

註
１９８３年　　　青木功(４０歳)　
１９８３年の青木のハワイアン･オープンの優勝ショットの映像を見ました。今回と同じコースの１８番です。
トップの選手とのスコアーの差は１です。既にホール・アウトし、青木のプレーを待っている状態です。青木は、プレーオフに持ち込むにはバーディーを、優勝決めるには『イーグル』が必要です。結構な左ドックのロングです。第一打はチョット飛びすぎ。右のラフです。第２打が『力みすぎ』で１００ヤードしか飛んでません。今度は左のラフです。第３打は１２７ヤードです。このボールがグリーンに乗り、ワンバンドしてカップに吸い込まれる。
「１－２－３」　ロングだから『イーグル』です。大逆転優勝を決めました。観客の大歓声を聴いて、呆然とする先行していた選手の顔の映像も見た。
松山もプレーオフ、１８番でイーグルを決めて優勝を決めました

羽生結弦

「今幸せだから、すぐ不幸がたくさん起きて、またつらい時期が来るんだろうなと思っています。

でも、きっとそれは次の幸せへのステップだと思っているので」

２７歳　　　　宮城県仙台市出身　　東北高校　早稲田大学
　　　　　　　　　　東北大震災の時仙台市内のスケートリンクが使えなかったのでリンクハンティング（神奈川県）の日々を送った。

平昌　オリンピックの大活躍のことは既にブログに認めてあります。
「ゆず君フィーバー世界を席巻する」２０１８年２月

令和　３年（２０２１年）１２月　　全日本選手権

ショート・プログラム　の　音楽
サン・サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーネ　ピアノバージョン」
　　　　　　　　　バイオリンが主流なのだそうですが･･敢えてピアノ曲を選びました。

前回はショパンの『ノクターン』でした。　　　　
フリーの音楽
天と地と
　２０２０年は悔しい結果が続いた。人知れず悩んだ。「戦うことに疲れた」とさえ思った。そんな時に自身と戦国の最強武将を重ねた。戦いの美学に触れた。「試合で得られる達成感があるからこそ、乗り越えることができる苦しみが好き」。
「その道の先にオリンピックがあるのならそこを目指したい。」

前回は陰陽師でしたね。あの雅楽が斬新でした。

註
海音寺潮五郎原作の『天と地と』がNHKの大河ドラマで放映されたのは１９６９年である。弘前大学医学部１年の冬から２年生の年末に放映された。上杉謙信は石坂浩二が演じました。音楽をその当時シンセサイザーの作曲家として知られていたと冨田勲が担当した。

クアッドアクセス（四回転半）への挑戦
羽生の目標はあくまで前人未踏の大技に成功してのオリンピック３連覇と金メダル獲得
負ける確率は間違いなくヒョンチャンより高い。
それでも
出るからには勝つ
武器として四回転半を携えていけるようにしたい

２０１４年　　ロシア　　　　　ソチ冬季オリンピック　　　　優勝
２０１８年　 韓国 ピョウンチャン冬季オリンピック　　優勝
２０２２年　　中国　　　北京冬季オリンピック

北京オリンピックが一昨日から開幕した。明日には、男子ショートプルグラムが始まる。もう一度、（これまでに何度も何度も繰り返しyou-tube で観ていますが）令和３年１２月２２日、さいたまスーパーアリーナで魅せたフリーの演技を観ながらこの記事を書いています。
もう言葉は要りませんね。
　
　　　　　　『世界が震えるその瞬間』

エレガント　　妖艶　　妖精　　

人とは思われない気高さ　　透明感   孤高の人

そして

９４年振りの３連覇

大谷翔平

１９９４年　７月　産まれ　　２７歳
岩手県水沢市出身（現奥州市）　　花巻東高校
大震災当時は１年生だった。２年生の夏の甲子園大会には出場した。『みちのくのダルビッシュ』と称された。３年生の夏の大会にも出場した。
彼の２０２１年までの私なりの感想は『大谷翔平　MLBとMVPを受賞』
に著しました。

今回のことは　東日本大震災を被災地東北で経験した若者が３名、今世界で大活躍しているのだという事を書きました。
羽生結弦は　１９９４年１２月産まれ、　　大谷翔平は１９９４年７月産まれ、松山英樹は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和４年２月６日　脱稿