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TOKYO2020 その4 入場券・国立競技場・エンブレム・竹田会長

東京オリンピック・エトセトラ

 

その 1    東京オリンピック入場券バトル

 

令和元年05月28日(火)

先週の後半からパソコンにしがみついています。今日も半日以上の時間を割きました。 午後から2300まで掛かってどうにか東京オリンピックの申し込みが出来ました。面倒です。これ以上に面倒な申し込み方法はないと言うぐらいに面倒でした。これまでも何度も挑戦していますが、IDとパスワードを取得するところから混乱でした。ともかく、陸上競技 3日間、男子バレーボール、総合馬術と3競技5回を予約しました。

予約中に、そのうちの1つを変更したい時は、

・・ここが誰も想像だにしないところだが・・・

全部をキャンセルして(つまり5競技)新たに申し込む必要がある。

変更がきかないと言うことです。

キャンセルは出来るが、変更は出来ません。

そのうち、どんどん混んで来て全然繫がらない。親方日の丸丸出しの組織委員会もこの混迷に21時過ぎには受付を半日延期すると発表する。

一番よくないのは「日にち」を、「競技」を、「席」を指定して最後の予約ボタンをクリックすると「暫くお待ち下さい」か「そのサイトはありません」と表示されて最初からやり直す必要がある。すると、競技を選ぶところでも同じメッセージが出てくる。

何度も、何度も挫折しそうになりながら午後11時前には申し込みを終わりました。

第一目的は「新国立競技場」で観戦することです。競技は何でも良い。あの素晴らしい建物の門をくぐることが目的です。隅研吾の傑作。苦心の作品ですね。余りにお金が掛かるということで急遽キャンセルになったイラクの女性設計士、ザハ・ハディド女史の設計は実に斬新だった。空飛ぶ円盤・宇宙線の如しだった。あの建物だったら世界中の人のド胆を抜いただろう。安倍総理の白紙撤回は良かったのだろうか。

 何と公式の転売サイトがあるのだそうです。どれだけ買い込んでも大丈夫だったのですね。アホらしい。でも、これで東京オリンピック参加気分です。

当落は、運・不運です。当たらなくともその為に努力した。これまでです。苦労したから、すっかり東京オリンピックに参加した気分です。

 

06月20日

新国立競技場の陸上競技と男子バスケット・ボール準決勝が当たりました。馬術とサッカーは落選でした。大フィーバーですね。参加出来ただけで満足です。テレビでもラジオでもアナウンサーもMCも運良く当たった。当たりませんでした。残念でしたと話題にしている。そのオリンピックの券が2競技8人分当たりました。

これは幸運でした。

 

チョット話題を下世話なところに落とします

その 2 新国立競技場建設を巡る混乱に対する私見

 何も決まっていない時点で国立競技場を壊してしまったことが、一番大きな問題でした。根本的な考え方が間違っている。ここはきっちと抑えておきましょう。

2015年7月8日

ザハ・ハディド女子の設計であるが、女子には全く責任はない。余りに野放図な、杜撰な計画をそのまま飲んでしまって、2500億で創ることを決めた。が、その中には、15.000席の倚子の予算は入ってない。開閉式の天上の費用も含まれていない。予備のトラックもない。オリンピックは仮設の椅子で凌ぐそうです。サッカー場としても、国際陸上大会施設としても不十分・芝が育たない。防音設備、全天候から音楽会などの催し物も出来ない。北京オリンピックの「鳥の巣」が500億、東日本のフクシマの廃炉費用に1900億である。そう思うと天井知らずの2500億円は不均衡だ。

最初の設定の思想が間違っていたのだから、潔くご破算にすべきだ。今でも間に合う。

サブトラックがないのだよ。天然芝が生育しない環境だよ。防音が不十分で音楽会は出来ない。最初から負の遺産になることが分かっているものを作るのか!!と言う意見も正しい。但し、あの流線型の競技場は奇をてらって尚且つ見事である。惹きつける。

7月10日

試算の計算もなく決めた。というのは言い逃れですね。杜撰ではありません。もっと官僚は頭脳が明晰です。2500億の資産を最初から出せば、大反対になるに決まっている。世界的建築家、安藤さんをおだて、何処かのおばさん(ではありませんでした。イラクの新鋭の女流設計士)の設計(確かに斬新である)を決める。この時点では、まだ雲を掴むような話しである。そして時間切れが迫ってもう間に合わない。どれだけ高いものになっても官僚の勝ちです。薬価改正、医療法改正の時の常套手段ですよ。

7月14日

世論調査でも反対が70%以上を占める。負の遺産を残すのかと・・これまでの4.5倍の建設費では、批判が出て当然ですね。流石の安倍さんも辻本さんに賛同しています。そして、官僚に上手くしてやられたことを認めている。

7月17日

ゼロベースでの見直しを発表・・・ラグビーワールドカップには間に合わないが、国民の祭典である以上、国民に受け入れられるものであるべきだ。建設費が余りに掛かりすぎる。不安様相が大きすぎる。変わり身の早い、森元首相は「元々嫌いだった。生牡蠣みたいだ」と言い始める。勝手に嘯く。

新国立競技場は「森喜朗古墳」と呼ぶのだそうでそう。

7月28日

屋根はやめた。でも問題は山積みである。森さんをトップにもってきたことに最大の問題点がある。もう一人の日本を代表する建築設計士・安藤忠雄氏には、巨大建築は不向きかなぁ?ともおもいます。もう一人の設計士、槇文彦が新国立に対案「無蓋化し子供施設を併設」(2014年、昨年のことである)

余りにお金が掛かるということで急遽キャンセルになったイラクの女性設計士、ザハ・ハディド女史の設計は実に斬新だった。空飛ぶ円盤・宇宙船の如しだった。あの建物だったら世界中の人のド胆を抜いただろう。安倍総理の白紙撤回は良かったのだろうか。

 

 

その 3 エンブレム騒動  も有りましたね。

09月01日

佐野さんは、結構名の知れた、グラフィック・デザイナーだそうです。その東京オリンピックのエンブレムデザインが遂にご破算になりました。唖然とするばかりです。サントリーのビールの景品のバックも盗用だった。他にもあるみたいです。NHKのお気に入りの盲目の音楽家は別人が作曲していたし、国立競技場は揉めに揉めている。その横でNHKは3.400億のビルを創るのだそうです。余談ではあるが、N国の「NHKをぶっ壊せ」の一端を象徴していますね。NHKには言いたいことがあるが、それは別項で書きます。

権威に頼った末に白紙撤回する五輪エンブレムと新国立競技場。その選考課程はハードルを高くして密室で決める。選考課程は全く非公開。北京オリンピックの時には10.000点の応募あり、今回は130点ぐらい。恥ずかしさを通り過ぎているね。中国より透明性が低いということは、はっきり言って恥ずかしい。

2013年、ブエノスアイレスでの招致時のエンブレム(女子美大の4年生)が、脚光を浴びている。華やかで素敵ですね。この図柄を推薦します。

2016年4月26日

1万4599件から選ばれたのは、アーティスト野老朝雄(ところ・あさお)氏の作品で、タイトルは「組市松紋」(くみいちまつもん)。チョット地味だね。されど江戸時代から使われてきた図柄であるならば文句はない。

 

 

      オリンピックとパラリンピックのエンブレム  ミライトワ  と   ソメイティ (マスコット)

このエンブレムを知っていますか

1964年東京オリンピックの時に使われたシンボル・マークです。日の丸と五輪の対比が実に見事です。その当時の日本人の心意気そのものです。心が洗われる。意匠作家亀倉雄策氏の作品です。

 

 

その 4 竹田会長の辞任

 東京誘致時にIOCの委員にエージェントを通じて物品の贈与の疑いである。会長は、その買収疑惑を強く否定しておられた。その通りだと思う。日産のゴーン会長の背任容疑の逮捕に対する意趣返しではないと思いますが、2018年末にフランス検察庁の調査を始めた。捜査の手が日本の竹田会長にも伸びると報道される。明けて今年(2019年)の3月、竹田会長は断腸の思いで辞任をされた。悔しいでしょうね。全力を注いで、己で考え得る最高の、最大の手段で日本への東京への招致に頑張ってきたのは彼です。森さんではありません。猪瀬・舛添・小池の歴代東京都知事でもありませんよ。あのロマンス・グレーで礼儀正しく、微笑みを絶やさない日本のスポーツ界が誇る紳士ですよ。

 

                                                                                                                                                  2019年8月30日        脱稿

 

一年を切りました。続々と出場内定者が決まりはじめました。苦労話、ドロドロとした話はここまでで後は沢山の競技での日本選手の活躍を待ちましょう。

オリンピック・ゲームは参加することにこそ意義があるのだ

 

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